食が人格までをも変えてしまうことは未成年者などの犯罪が起きるたびに言われていることだけど、日本では国単位での政策に繋がったことは今のところない。
シカゴの街を騒がせた暗黒街の帝王アル・カポネとその一味は、1931年、アンタッチャブルと呼ばれる捜査班に逮捕され実刑判決を受けた。
アルカトラズ刑務所に入所した荒くれ者たちは、やがてポルトガルのリスボンにある凶悪犯ばかりを集めた刑務所に移される。
彼らはそこで、彼らの人生そのものが大きく変わる体験をした。
たまたま新聞で見かけた「マクロビオティック」の記事に興味を持ったのだ。
「マクロビオティック」とは、桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏により広められた陰陽の法則を取り入れた穀物菜食中心の食生活のことで、一物全体(食材を丸ごと使い切る。なるべく皮や根までも捨てずに調理し、あくや湯でこぼしもしない)、身土不二(季節の物、住んでいる土地に産する物を主に食べる)の考え方が基本。
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彼らは看守から許可をもらい、自炊をして玄米中心の食生活に変えた。
挨拶さえもまともにできなかった荒くれ者の集団はやがて物腰が柔らかくなり、看守たちも驚くほどに変わっていくことになる。
彼らはある日、一日だけ刑務所の外へ外出することを許された。
念のため尾行がついたらしいが、看守たちの心配をよそに、夕方になると全員が刑務所に戻ってきた。
その後、尾行をつけずに外出を許されたときも、夕方になると全員が帰ってくる。
「外へ出ても美味しい食べ物がない。」
そんな理由からだった。
それから全員が模範囚となり2年以内に社会復帰したばかりか、全員が再犯で刑務所に戻ることは2度となかった。
その中の数人は、出所後にこのマクロビオティックを世間に広げるための活動まで始めた。
彼らを変えたもの、それがズバリ「食」なのである。
「食」が人格をも変えるのだ。
「食」が病気の原因だったりもする。
歪んだ「食」が現代社会で起きる様々な問題の源だと言っても過言ではない。
【マクロビオティック② へ続きます】
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コメント
マクロビオティックの教祖ですな~。
私は最近焼肉、タイ飯、ケーキ、寿司、飲茶、外食のオンパレード。『悪食』の限りを尽くしてます・・・・反省。
続きを楽しみにしてますだ~。
続き楽しみにしてます♪♪♪
アンタッチャブルまた観たくなりました(^^)
「食」って本当に大切だと思います。
きっと現代人は、いろんな悪い物質が体に蓄積されてるんでしょうね・・ (ToT)
いろんな病気もそうですが、女性特有の病気での手術数ってこれまたすごいと思いました。
私が手術した時の主治医の手帳には、3ヶ月先の手術者の名前がびっしりでしたよ(゜ロ゜)ギョェ
母が言ってました。。。
「30年前に『複合汚染』読んだ時、もう少し食事やその他の有害物質について真剣に考えてたら、○ちゃん(←私の事)も、手術しなくて良かったのかもね・・」と。。
こんな私から生まれた娘が成人する頃には、どうなっているのだろう?と思いますよ。
わかっているのに手抜きしたものや、ジャンクフードに走ってしまいます。反省です(>_<) 勉強不足で初めてマクロビオティックという言葉を知りました。ちょっと関連サイトを見て勉強してみます。o(*^ー^*)o
NYのFree Paperで、このマクロバイオティックをやっている人の連載コラムがあるんだけど、
読んでいて、「えーこんなめんどくさいこと続けられないよ」って思いました。
体にはすごくいいのだと思うけど、その人の子供とかが、友達の家に遊びに行って、その家でお菓子とかもらっても食べられないのかと思うとちょっと可愛そうって思ったりしました。
へぇ~おもしろーい 知らなかったよ。
刑務所でもそういう要望を看守にきいてもらえることがあるなんて、おもしろいね。
やっぱり悪の道でも、何かを究めることができる人間の集団だったからかな。
「食」を正して、体にいいことをしてみようって思うっていうのは自分を大切にしようって思うことなんだよね。
自分を大切にすることを覚えたら、自分を取り巻く周囲もまた昔と違って見えたのかな。
「悪行」の追求から「食」の追求に志向が変わって、いろいろ壁にぶつかることも多い受刑者の出所後の社会復帰も無事成し得ることができたのかもね。
奥が深いな~
hopeちゃん
マクロビオティック、そっちでは流行ってる?
オーストラリアはアメリカと比べると、それほどデブはいないような気がするんだけど。
こんな記事書きつつも、私だって暴飲暴食よくやるよー。
いかんなぁと思いつつも、ついついね・・・。
ゆかぴょんさん
私たちの生活って、注意しなくちゃならないものが多すぎますよね。
普通にスーパーで買い物してるのに、農薬とか、化学物質とか・・・あまりにも危険なものが多すぎるし、テレビCMで平気で宣伝してるし。
十年ぐらい前かな、ちょっと話題になった「買ってはいけない」って本知ってますか?
私はあれを読んでから、少しずつ身の回りのものに気をつけるようになりました。
テレビや雑誌のスポンサーの資金力って大きいから、なかなかあそこまで書ける人っていないのだけど、メーカー側の営利のために、消費者側が体に何らかの負担がかかってきてるって思うと怖いですよね。
自分たちの身は自分たちで守るしかない時代ですので、その危険がわかっているかどうかで、近い将来、自分たちがかかるかもしれない病気からいかに回避できるかがかかっているのだと思います。
けろももさん
こちらではお久しぶりです!
このマクロビオティックって、少しずつだけど雑誌(オレンジページなど)で特集が組まれたりしているんですよ。
実践するにしてもしないにしても、知識を持っているか否かでジャンクフードに走る頻度も変わるでしょうし、メニューの選び方も変わってくると思います。
世の中のいろんな危険なものに対する意識もきっと変わる筈ですよ。
googleで検索するといーっぱい出てきますので、心ゆくまで勉強頑張ってくださーい!
さっちゃん
そう、これはカナーリ面倒です。
私も一時期は肉も卵も乳製品を摂らずに頑張ってた時期があったんだけど、今は元に戻ってしまっています。
だけれども、これを読んで乱れた食生活を少しでも見直す人がいれば・・と書いてみました。
マクロビオティックをきちんと実践できなくても、食事にはなるべく根菜を取り入れようとか、ジュースはやめてお茶とか豆乳にしようとか、そんな小さなことからでいいと思うんですよね。
逆に私のようにきっちりと実践してしまったら、どこかに無理が生じてしまうこともありますから。
小さなことの繰り返しで、近い将来の自分をコントロールできるようになると思いますよ。
病気にかかってから後悔しても遅いですからね!
ななさん
面白いでしょ?
でもね、あの刑務所の人たちがなぜ変わったかにはちゃーんと理由があるんだよ。
それはまた明日書くつもりなんだけど、食べていた食材によって人格までも変わってしまったりするのよ。
イライラしたり、すぐにキレたりって、食材と大きく関係してるみたいだしね。
アメリカでは政府がこのマクロビオティック自体を奨励してるらしいよ。
肥満はかなり深刻な問題だからね。
ジャンクフード多いし。
それだから私も、Beが「ナクドナルド(まだ、“ナ”って言ってるし)行きたい」って言っても、なかなか連れて行く気になれないんだなぁ。
マイクロビオティック
「マクロビオティック」に関連するブログ記事から興味深いものを選んでみました。ぜひ…
あら?遅れをとってしまったわ(^ー^)
昨日の夜、コメントいれようとしたらエラーになって、何度やってもエラーになるんで寝たのよね~
しかも皆とコメント被るから書けないし(-”-)チッ
今日も海に行った帰り道、ハンバーガー食べちゃったよ・・・
だからチョットおばかさん(・m・)なのかしら??
tomokerock
あら、いらっしゃ~い。
そう、またライヴドア重くなってきてるよね。
今、お宅のブログでコメ入れてきたんやけど、表示されなくってさー、でもコメント1になってるんだよね。
なんでやろ?
ハンバーガー、おいしいもんね。
しかもあなたは、あのチープチックなマックなやつが好きだったよね?
毎日はダメだけど、たまにならいいんじゃないの~?
ガマンするストレスも体に影響するだろうからさっ。
ジャンクフード食べた翌日は、フツーの和食を摂るといいと思うよ。
ニューベーシックマクロビオティック
身体にいいから食べる、のではなく、おいしいから食べたい、食べさせたい。そうやって、毎日のごはんをつくっていたら、身体もすごく喜んでいた。そんなレシピの数々を、東京の料理教室と京都のカフェからお届けします。 価格: ¥ 1,500, オンライン書店bk1 マクロビオティ…
「アルカポネ」「アルカポネとあだ名が付く凶悪犯」本当はどっちなんでしょう。
自分もクシ先生が書いたマクロビオティックの本読みました~。
マジかよって思って自分も少し調べました。
アルカポネは、シカゴのアルカポネじゃなくて、アルカポネってあだ名の人だと思います。凶悪犯だったので、あだ名がそうなったんですな。
実際のアルカポネは1950年ぐらいに亡くなっててて。あだ名の人がマクロビオテックをしたのは、1970~1980かな?
どっちにしろマクロビオティックは良いと思います。