8月に、娘にとって最後のバレエの発表会があった。
2005年1月から習い始めたクラッシックバレエ。
正直言って、母子家庭でバレエを習わせるのは本当に大変だった。
幼いころはまだ良かったが、経験を重ねてクラスが上がると、それなりの役をもらえたり、プロの男性ダンサーと組ませてもらうようになったりで、年に1度の発表会では数十万円もの大金が湯水のように出て行った。
10年以上習わせていると、もう今さらやめる理由なんてものは見つからないし、こんなにお金や時間や労力を使って習わせてきたのに、やめてしまえばそれまでのこと全てが無駄になりそうな気がして怖かった。
これはバレエに限らず、子どものやりたいことを全力で応援する親なら誰もが経験することかもしれない。
それを職業にできるのなら別だけど、世の中そんなに甘くない。
でも、それでも、それだけの価値はあったと思う。
娘はバレエの先生や仲間が大好きだったし、尊敬もしていたし、とても良い影響を受けてきた。
私自身も本当にいい夢を見させてもらった感じ。
いつかまたバレエを再開することがあるかもしれないけど、ないかもしれない。
再会するならお金は自分で出してねと言ってあるので、難しいかな。
どちらにしても、留学をきっかけにとりあえずのひと区切りがついてスッキリした。
12年半、お疲れ様でした。
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