ＢａｂｙＦａｃｅと大きな収穫

【ビルボードライブとＢｅの怪我 の続きです】

渋滞で車がとまる度に、髪をまとめたり、化粧をしたり…
洋服まで着替える暇はなかったので汚いジーパンだったけど、とりあえずの身繕いはできたし、ライブの時間には間に合いそうではある。

しかーし、席はよくわからない。
電話をかけまくってゲットした予約番号順に入店できて好きな席を選べるのだけど、こちらは運転中だし、友人は入店したら電話は取りにくいだろうし。
これはもう、運に任せるしかない。

運よく渋滞から抜け出し、都市高速を降りて、駐車場探し。
ビルボードライブ近辺の駐車場って…いつの間にこんなに高くなっちゃったんだろ？
２０分２００円って…１時間で６００円じゃないか。
時間がないというのに、こんなところで節約根性が出てしまい、グルグルと安い駐車場を探し回り、少し離れたところに車を置いた。
早足で店へ急ぎ、ライブ開始の２０分前に入店。
ラッキー！間に合った。

前回のライブと同様、店はぎゅうぎゅう詰めの満員。
見知らぬ人と同席の４人がけのテーブルで、正直言って快適ではない。
しかーし、ステージから２列目のテーブル…無理すれば手が届く範囲ではある。
そして、ライブスタート。

今回のメンバーは、ギターは前回と同様マイケル・リポル、その他にドラム、キーボード、ベースが加わって…あぁやっぱり前回のＴＯＴＯのメンバー、グレッグ・フィリンゲインズはおらず…ちょっと残念。

先日のマイケル・ジャクソンの死で、きっと追悼のために彼の曲を歌うだろうと踏んでいたのだけど、バックのメンバーが登場したときには驚いた。

全員、黒のスーツに白シャツ＆ネクタイ、その上、サングラスというイデタチ。
その後に登場したＢａｂｙＦａｃｅは黒のスーツに黒いシャツとサングラス。
偶然かもだけど、これもマイケル･ジャクソンへの追悼の意味があるのかなぁなんて勝手な解釈をしてしまった。

この２日間、４回のステージを予定している彼は

「もしかすると、全てのステージではやれないかもしれないけど…」
という前置きで、マイケルの曲を熱唱。

この曲は、若くしてエイズで亡くなってしまった少年、ライアン・ホワイトくんにマイケルが捧げた曲であり、ダイアナ元王妃が亡くなったときに発売された追悼トリビュートアルバム「Diana Princess of Wales Tribute」に収録された曲でもある「Ｇｏｎｅ Ｔｏｏ Ｓｏｏｎ」。
このとき初めて、マイケルとＢａｂｙＦａｃｅの高音の美しさには共通点（？）がある！ということがわかった。

さーて、話がそれてしまったけど、今回も相変わらず最高のステージで魅せてくれたＢａｂｙＦａｃｅ。
えっ？もう終わりなの？ってなぐらいに、あっという間に終わってしまい……もしかするともう２度と見れないかも…と思うとなかなか席を立つことができない。

脱力した私たちは５分だか、１０分だかわからないけど、ボーっと座ったまま。

とりあえずトイレにでも行こうということになった。
トイレ前の通路の向こうには、な、な、なんと楽屋が…ある。
かすかな期待を胸に、トイレへ続く行列に並んでみた。

すると数分後…彼のボディガードがひとりで楽屋から出てきて、目が合うと挨拶をしてきたが、微妙な受け答えをすると私の後ろの浴衣姿の女性に話しかける。

う～～ん、なんて軽いやつなんだ…と思いながらも…もしかしたら、こいつは使えるかも！と思えてきた。
どこかへ行ったそのボディガードがまた楽屋に戻るときにすかさず話しかける。

「彼と写真を撮りたいんだけど…」と言うと、

「えっ？写真？いいよ。えーっと何人？」と言いながら、楽屋のドアがオープン。

後ろの女性も連れだと思ったのか、私たち３人を招きいれてくれて…

あ～～～～！！な、な、なんと、楽屋の一番奥にいるではないか！ＢａｂｙＦａｃｅが！！
既に写真を撮ってもらう準備をしているのか、立ったまま…

「はいはい、誰から？」なんて言わんばかりの無防備な状態で。

両足にブルブルっと震えが走った。

あ～これじゃあいかんと我に返り、それぞれ交代で横に並んで数枚ずつパチリ。
それだけじゃーもったいない（？）のでハグまでさせて頂いたが、そのあと間が持たず、ボディガードにお礼を言って、そそくさと楽屋を出てしまった私たち。

後で考えると、何か話をすればよかったな～とか、プレゼント持ってくればよかったな～とか、サインもらえばよかったとか…後悔の嵐。
しかーし、ライブに間に合わないかも…なんてドキドキしたことを思い出すと、いやー今回は大きな収穫ではあった。
いや、ほんと、サイコーでした。

一身上の都合により、二の腕から下はお見せできませぬ…
車の中で化粧なおしして、正解だったわ…

いつもありがとうございます。
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