娘が父親宅で一泊 何も手につかない夜②

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昨夜から父親のところへ泊まりに行っていた娘を迎えに行くと、玄関のドアを開けると同時に、娘が「Hi! Mama, how are you?」と出てきた。

帰る準備なんて全くしていないようだったので部屋へ入ると、すぐに昨日と同じスパゲティと、今日作ったらしいコーンスープが出てきて半強制的に食べさせられた。

彼が昨日からのことを興奮しながら喋りまくってたが、かなり早口の英語だったので、時々聞き取れなくても聞いているふりをした。

彼の部屋は6帖もないくらいの狭いワンルームで、職業がMCをやったり、演奏したり、歌ったり、ダンスをしたりと、エンターテイメント的な仕事なので、キーボードやアンプ、衣装などがところ狭しと置いてある上、カーテンは常に閉めたられたまま…テーブルがないので食事はベッドに座って皿を手に持ったままだったりする。

私からすれば、よくもまぁこんなところで生きてられるなぁと呆れてしまうのだが、引っ越したくてもなかなかお金が貯まらない(と言うより性格的に貯められない)のと、外国人で保証人がいないため、引越しなんて考えもしないようだ。

昨夜はあまりにも不手際が多く、つくづく「こんなやつと結婚しなくて良かった」と、心から思った。

そもそもなぜ私が未婚で出産したかと言えば、2年半付き合った彼に妊娠の事実を告げたときに、実は彼には関西に長年別居している妻子があると知らされたからである。

最初は、未婚の母になるなんて考えてもいなかったのでどうしても結婚したかったが、別居中の妻とは娘が成人するまでは離婚しないと決めているなどと言われ、妻や子に、私やお腹の子の存在さえも知られたくない優柔不断なバカ男に期待した私こそがバカだったと気付かされた結果が、私たちの現状である。

今になって思えば、私には結婚は向いていないと言うか、子供がいることで今話題の「負け犬」でもないグレーゾーンに位置していて、今の状況が私にはベストであると断言できる。

周囲からは「自分はいいだろうが、子供がかわいそう」という声もよく聞かれるが、両親が揃っていても虐待される子供もいるし、喧嘩が絶えない家庭で育つ子供を思えば、母親の私さえしっかりしていれば片親でもきちんと子供を育てられるであろうというのが私の考えであるが…そんな私って甘いのかな?

いつもありがとうございます。
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コメント

  1. ふ~ん・・・あなたにはそんなストーリーがあったのね。
    帰ってBeちゃん、パパさんの事話した?
    あ~たなら大丈夫よ!昔からどっか異常に強いとこあったし・・・(笑)
    子供は大人が思ってるより、しっかりしてるし、結構理解してるとこあるし。
    そうそう、夫婦揃ってたって子供いびったり、ウチみたいに
    ケンカが絶えなく子供の目の前、バンバンモノ飛んでるし(笑)
    ウチの子もミョ~にしっかりしてるよ!私がこんなんだからね。
    フツ~に笑顔絶えないママさんでいればいいのよぉ~♪
    ちかっぱ気張ることはナシッ!ギャハハッ!!
    今度ランチでもせぇ~ん?

  2. ありがとねー。
    なんだかね、周りの友達とか見てると結婚して、表面的には幸せそうに見えても
    よくよく聞いてみると、何かしら色んなトラブルを抱えてたりするんだなぁ・・これが。
    だから決して、結婚=幸せ・・とはならないんだって本当に思うのだよ。
    離婚率もかなり上がってるしね。
    だから最初一緒に住んでて、途中で離婚してしまう方が
    子供にとって心の負担が大きいんじゃないかなぁって思うから、これでよかったのかなぁって思うよ。
    ランチ?おごり?・・ふふ・・冗談よ!
    ランチしようしよう!
    メールくれっ!

  3. 11,13,14日のブログを全部読みました。僕がアメリカの公立中学・高校で出会った生徒たちの中には、離婚した両親の子供がたくさんいました。両親が離婚しているとは知らずに、お父さんのことを尋ねると、「私の両親は離婚したの」とあっさり言います。『アメリカじゃ離婚なんて普通だから何でもないのかぁ~。』と思っていたら、その女の子のボーイフレンドから、「彼女はお父さんともっと会いたがってるんだ。」という話を聞きました。アメリカでは離婚は珍しくないけど、やはり子供は両親といたいんですね。
    僕は本当に不思議なことに、日本でもアメリカでもシングルマザーの人とばかり付き合ってきました。アメリカでは2人です。しょちゅう父親が子供と会えるから僕にとっては鬱陶しいんだけど、子供にとってはその環境は望ましいんでしょう。でも、親もそんなに子供に会いたいなら離婚しない道を進むよう努力すべきだったはず、という気持ちを常に持ちます。アメリカ人は子供を愛しているようで、所詮、自分を一番愛している国民だということを知るようになりました。
    kaoさんは結婚してなかったから裁判所による離婚後の規定はないのでしょうが、子供が大きくなった時に父性の愛情不足で間違った男性を選ばないように、kaoさんの考えるやり方で、娘さんの父親とも触れ合える時間を作るのがいいと思います。
    まとまらない文章でごめんなさい。

  4. eastcoast98さん。コメントありがとうございます。
    思いがけなかったので、とっても嬉しいです。
    >アメリカ人は子供を愛しているようで、所詮、自分を一番愛している国民だということを知るようになりました。
    そうですね。私もそう思います。
    知り合いのアメリカ人が言っていたのですが、
    アメリカ人には『義理』や『人情』というものが全くなく
    全てにおいて自分が一番なのだそうです。
    私もあまり多くのアメリカ人は知りませんが、少なくとも娘の父親はそうだと思いました。
    悲しいことに彼は娘に対しての責任より、
    妻子や妻の親からどう思われるかの方が大事で
    認知すらしてくれません。
    もう期待もしていませんが(笑)。
    でも、そんな男でも娘にとっては父親なんですよね。
    仕方のないことですが。
    娘に対して父親のことを悪く言うつもりはありませんが、
    娘がオトナになったときに、
    母親に育ててもらって良かったと思ってもらえるよう頑張ります。