国保の海外療養費申請①役場の職員に言われた想定外のコト

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娘の医療費の件で、アメリカからメールがきた。
保険会社が娘の病気が持病じゃなかったことを認め、保険金の支払いを了承したとのこと。
しかし、保険会社のネットワーク内の医療機関であれば100%支払われるが、それ以外は80%しかカバーされず、20%は私が支払わなければならないんだそう。

娘は罹患してから色んな病院や診療科を受診していて(病院は2件だけなんだけどー)、そのうちネットワーク内でない部分を保護者である私が支払わなければならないが、20%とは言っても、全体からするとはるかに低い金額なので安心してね…とのことだった。

しかーし「はるかに低い金額」とは言っても、分母が1000万円超なもので、その20%が10万でも100万でも「はるかに安い」と言えるではないか。

このメールをもらったとき、今度はこうきたか…と思った。

なんやかや言いながら、支払いをズルズルと延ばしながら保険金額を下げていくって、これが保険会社のやることなのか!と怒りつつ…内心はかなりビビっていた。

そして後日、その請求書が送られてきた。

金額は、$1645.67(1ドル110円換算で181,024円)だった。

ゼロがもうひとつ多いこともあり得たので、正直ホッとした。

そのお金を支払ったあと、今度はそのお金を一部でも取り返すべく、国保の海外医療費を請求することに。
アメリカでかかった医療費を日本で同等の処置を受けた場合の金額に換算し、その7割の払い戻しとなるため、半分の9万円ほどが返ってきたら上出来かな…。

ネットで必要な書類をチェックして揃え、役場に出向いた。

アメリカで娘が受けた医療費の大部分は現地で加入した保険で賄えたが、カバーしきれなかった分を私が支払ったので、その分を申請したいと一通り説明した。

すると…対応してくれた20代半ばぐらいの女子職員がこんなことを言った。

その18万円だけでなく、現地の保険で賄えた部分も含めて、アメリカでかかった医療費の全額を対象に、申請できるとのこと…

「えっ?でもそれって二重請求になりますよね?」

出発前に加入した海外旅行保険では、アメリカの保険会社が支払った分は請求できないと説明され、薬代など現金で支払った分のみを保険金請求をした。

それを女性職員に伝えると、一度自分のデスクに戻ってから資料を確認してまた戻ってきた。

「大丈夫です。とにかくアメリカで受けた医療費の全額が対象になります」

…と言うことは…医療費1000万円のうち半分の500万円は入院代としても、残りの500万円は医療処置代…それを日本での医療に置き換えて200万円とすると…少なく見積もっても100万円は私の手元に入ってくる。
捕らぬ狸の皮算用は私の得意分野であるけれど、控えめに見積もっても、ある程度のまとまったお金が国保から支払われる可能性が高かった。

マジで?
本当に?
それってすごくない?

これには本当にワクワクした。

いつもありがとうございます。
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