意外と近くにいたコロナウイルスに愕然②

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夜8時半過ぎぐらいに、娘の携帯に保健所から電話がかかってきた。

感染経路確認のため、過去1週間ほどの期間だったか、行った場所や会った人、どれくらいの時間会っていたか、その時マスクを着用していたかなどの細かい聞き取りがあった。

つい最近聞いた話では、東京ではそうした聞き取りはないくらいに逼迫している状況が続いているらしい。

 

娘は発症日から既に1週間以上が経過していたが「無症状」だったため気づかなかった。

コロナは、発症から10日で感染力がなくなるため、その時点で再検査をして陽性だったとしても、発熱などの症状がなければ自粛する必要はない。

娘の場合、ホテル療養か入院(持病があるので)になってもすぐに終了となるため、自宅療養をするように言われた。

念のため、かかりつけの九大病院に連絡をしたら、翌日、慌てた様子で主治医から電話がかかってきた。

無症状だということを伝えるとホッとしており

「危なかったですね…」と言われた。

そう、娘はアメリカで肺塞栓を発症していたため、肺に大きなダメージがあり、万が一コロナに感染してしまったら命に係わると思っていたので、本当に良かった。

 

ところで、私の検査結果はというと、「陰性」だった。

仕事関係の方々にどれだけ迷惑がかかっているか…そんなことを想像してみても、何も状況は変わらないけれど、とりあえず迷惑は最低限に抑えられたと良い方に考えることにした。

そして翌日には母も検査をして「陰性」。

自宅療養している娘が発症日から10日が経過した翌日から、濃厚接触者の自粛期間がカウントされるため、合計17日間自粛をするようにと保健所からお達しがあった。

職場によってはそんなに長い期間休むことができず、濃厚接触者だということを隠して通常の生活を送る人は少なくないと思う。

職場に迷惑をかけ、収入が激減。

その上、きちんと自粛しているかどうか保健所から確認があるわけではないので、誰にも言わなければバレることはない。

そんな人や娘のように、感染の疑いがある人が職場や学校にいて、コンビニやスーパーへ買い物に行ったり、移動する際には公共交通機関を利用していると考えると怖くなる。

とにかく、コロナは突然やってくるもので、その時点からどこへも行けなくなる。

何が不便かと言えば、買い物ができないこと。

慌ててイオンネットスーパーで食料を注文してみたが、届くのは翌々日…その時点で、また別のものが必要だったりする。

数日後には、発症10日が経過した娘が野に放たれた(?)ので、買い物はすべて娘にお願いした。

基本的に自宅にいるのが好きなのでそれほど苦ではなかったが、たまにふらっと車で近所の山へ行き、街の景色をボーっと眺めるとちょっとすっきりした。

たまにライティングの仕事をすることはあったけど、ほぼ何もせず、まったりと過ごした自粛期間だった。

そして、いつの間にか娘に後遺症が現れていた。

味覚と嗅覚の異常。

それと、足にしもやけのようなもの。

そんな中、7月ごろだったか娘が突然「この卵、腐ってる!臭い!」と言い出した。

賞味期限内だったし私が食べても何ともなかったので、嗅覚や味覚が戻り始めてる証拠かなと思ったが、それ以降、臭くて食べられないものがどんどん増えていった。

発症から3カ月半、現在でもその症状が続いている。

食べるのが大好きな娘にとってとんでもない苦痛だと思う。

 

コロナは災害と同じように、いつ自分の身に降りかかってくるかわからない。

災害時の非常食は数日分あったら十分だけど、コロナに感染したり、濃厚接触者になったりすることを考えると、2週間分ぐらいの食料は常に備蓄しておいた方が良いと思った。

まだまだ続くコロナ禍、いつ自分が自宅療養をすることになるかわからないし、国や自治体のケアも期待できないので、とりあえず今元気なうちにやれることをやっておくしかないと思った。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

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