8月28日の夜、「マークイズ で殺人があったらしいよ」という娘の言葉を聞いてから動悸が激しくなり、寝るまで治まらなかった。
福岡市の商業施設でアルバイト吉松弥里さん(21)が刺殺された事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された自称15歳の少年が、近くにいた6歳の女児に馬乗りになり、包丁で襲い掛かっていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。 居合わせた他の客が少年を制止し、女児は無事だった。 少年が吉松さんを刺したという趣旨の供述をしていることも判明。周辺の防犯カメラには少年が吉松さんの後を追う姿が映っており、福岡県警は当時の詳しい状況を調べている。 捜査関係者によると、少年は女児に馬乗りになり、助けようとした母親(39)にも包丁を振り回していた。近くにいた男性客が制止したため、母子にけがはなかったという。捜査本部の調べに対し、「逃げたかった」と供述している。
少年は県内の更生保護施設に保護されていたが、事件前日の27日にいなくなり、同日夜に行方不明者届が出されていた。県警は事件前の詳しい足取りを調べている。 事件は28日午後7時半ごろ、福岡市中央区の「マークイズ福岡ももち」で発生。友人と買い物に来ていた吉松さんが1階女子トイレで血を流して倒れているのが見つかった。少年は、1階フロアで血の付いた包丁を持って歩いていたところを取り押さえられた。吉松さんには、首や左胸など上半身に10カ所以上の刺し傷や切り傷があった。
マークイズ (MARK IS)は訪れたこともあるし、娘の仲の良い友人がアルバイトをしていて、車で送ったこともある。
動悸が激しくなったのは、そんな馴染みのある場所で娘と同じ年ごろの女性が殺害されたことで、もしかすると娘にもこんなことが起きないとは限らないと…想像したことが原因だった。
元気な姿で外出した娘が、治安の良いこの日本で通り魔に殺されてしまうなんて、もしそんなことが自分に起きてしまったら…。
報道によると、被害者の方はお母さんと二人暮らしとのこと。
突然命を奪われた女性とお母さん、刺されたときに一緒にいたお友達。
更には、女性が刺された後に、鉢合わせて馬乗りで包丁を振り回された6歳の女の子とそのお母さん…一生癒えないであろう心の傷を想像するだけで胸が締め付けられる。
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