【マクロビオティック① 】の続きです
人間は母親のお腹の中にいるとき、羊水の中で魚の進化をたどっているんだそうだ。
口が大きく目が顔の両側にある状態から、成長するにつれて顔の両側が前面にせまり、目が内側に入って口が小さくなり、鼻ができて、目が人間本来の位置に寄って来る。
この時、口が小さくならないと、鼻の下がうまくくっつかず、いわゆる口唇裂になる。
口を小さくするには生体組織に収縮力を与える陽性(塩分、よく煮た根菜、海藻類など)の食物が必要で、これに対して膨張力や拡散力を与える陽性(甘いもの、果物、ジュースなど)の食物を摂ると胎児の口は小さくならないらしい。
そのせいで、最近(ここ一、二世代)の人々の口が大きくなっている。
昔に比べると現代ははるかにミネラルが足りず、塩は精製され、海草もあまり摂らない人が多い。
その代わりに科学的な添加物を使ったり農業でも大量の化学肥料を使うためますますミネラル不足になっており、その上、ジュースやコーラなどを飲めばミネラルは更に減ってしまう。
現代の食生活では胎児が十分なミネラルを摂ることができないため、口は引き締まらず、さらに指と指の間も引き締まらずに水かきが残ったまま生まれてくる子供が増えているという。
以前は成人病と言われていた病気に、最近では子供がかかってしまうことも多いことから、生活習慣病と呼ばれるようになった。
戦前は結核などの伝染病による死亡が多かったのに比べ、現代ではガンや脳卒中、心臓病などのいわゆる生活習慣病によるものが激増している。
生活習慣病は食源病である。
食生活が変わってしまったために、昔はほとんどなかった病気が現代の死亡原因のトップ3になってしまった。
ボストンにアメリカのシュバイツァーとよばれる有名な日本人がいる。西洋医学が見離した患者をマクロビオティックで救っているという。
(かんき出版:「マクロビオティック入門」より)
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故・桜沢如一の影響を受け渡米した久司道夫(くしみちお)氏は、長年にわたるアメリカ人の食と健康に対する功績を評価されNYのスミソニアン博物館に殿堂入りを果たした人物である。
久司氏がベルギーにいたときに、ある医者が一人の男性を連れてきた。
32歳の彼は知的障害で社会的能力が殆どなかったため、年老いた母親は自分が死んだ後のことを考えると心配でならなかった。
しかし彼には数字に関して素晴しい能力があり、例えば西暦2853年5月13日は何曜日だと聞けばぽかんとした顔で「水曜日」と答えるなど、コンピューター以上の計算をこなした。
ところが人と話すことは出来ず、ウーウーと言うだけで、仕事にも就けなかった。
母親はイロイロと手を尽くしたが、どの医者も素晴しい天才だと驚くが治療法はなかった。
その話を聞き久司氏は3つの食物を挙げ、食べるのをやめるように言ったところ、母親は飛び上がって驚いたのだという。
3歳のときから毎日その3つの食物を与えていたのだそうだ。
そのせいで彼の脳は右側の後ろ半分だけが発達したため、言葉を発せず、数字をいじることしか出来なくなった。
それから2年後、マクロビオティック食を摂り続けた彼は、数字に関する天才的頭脳はなくなったものの、完全に普通の状態になった。
ここまで読んだあなたは、マクロビオティックがその辺にはない特別な食事だと想像してしまったかもしれない。
トム・クルーズと先妻のニコール・キッドマン、グゥイネス・パルトロウ、ナオミ・キャンベル、クリントン元大統領などなど、欧米ではこぞって有名人たちが食べている食事である。
マドンナはマクロビオティック専門のシェフを雇っているし、カーター元大統領は外出の際は必ず玄米のおにぎりを持って出るのだそうだ。
そう、マクロビオティックは玄米を中心とした昔からある日本食である。
私たち日本人からするとそれほど特別なものでも何でもないようだが、しかし今の日本で完璧なマクロビオティック食を食べようと思うと必ず壁にぶち当たる。
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【マクロビオティック③ へ続きます】
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コメント
え~~~その3つの食べ物が気になるぅ(>▽<)
食生活が直接の理由なのかは調べたわけじゃないから分からないけど、アメリカは日本よりも口唇裂のケースって多いのかな?
ぜったいこっちは日本よりももっと食生活が乱れてるよね。
そのせいか、こちらに住む日本人のママって日本に住んでいる人よりももっと子供の食べるものに厳しい人が多いような気もするな。
私は子供達が疎外感を味あわない程度に気をつけてるつもりだけど、やっぱり基本的なバランスのとれた食生活を習慣づけさせたいなって気をつけてます。
お金持ちの有名人みたいに専門のコックさんを雇ったりはできなくても、日ごろから自分や家族の体に入るものを意識して選ぶっていうことは大切なことなんだね。
3つの食べ物って何?
早めに聞かないと「あるある大辞典」放映翌日みたいに、売り切れたら困るじゃない(^ー^)
もともと寒天好きな私は、この夏「あるある~」で寒天を特集されたばっかりに、どこのスーパーも品切れ続出で、思うように食べれなかったのよ~まったく困ったもんよね、メディアの力も。
玄米かあ・・・うちの炊飯ジャーは炊けないのよね・・・
麦御飯じゃだめかな??
ひっぱるなぁ、もう。
気になるやん、その三つの食べ物・・・
しかしらいちゃん、文才あるねぇ。
記事の内容が濃いわぁ。
うちも玄米食にするべきかしら・・
今日は粗食よ!『JAPANESE SOUL FOOL』で行くわ!
ごはん、味噌汁、切干大根の炒め煮。
ちょっと寂しい??
おひさしぶりです!
kaoさん、とうとうマクロビに目覚めましたか。
マクロビは奥が深いですね。
私はお産のときに、助産院の勧めで多少研究しました。
そして、今もなーんとなく陰陽のバランスを考えながら食事しています。
お肉もお魚も食べるのですが、できる限り玄米を食しています。
甘いもの、ビールが止められないので、スタイルを保つことは難しいのですけど、ミネラルをとることが以前より上手にできているので、ひどい風邪などひかなくなりましたよ。
かくいう私は久司氏の書籍をちゃんと読んだことありません。
禁止した3つの食品はなにかな?
牛乳、肉、砂糖かな?
一つぐらいあたっているといいな。
食に関して、西日本新聞の連載も好きです。興味ある方はどうぞ。
http://www.nishinippon.co.jp/news/2004/shoku/index.html
こんにちはぁ~。。
さっそく遊びにきましたぁ~(^▽^)/ でも実は、前からちょこちょこ読ませてもらってたりして、、えへへ。(#^_^#)
食は大事って中国4千年の歴史でも言われてますよね。
私も主婦となった今、旦さんのことを思ってちゃんとした食事にしなきゃって、、思ってはいても どうしても嗜好に偏っちゃいます。。。お肉中心の食事だったり、甘いものどっちゃりだったり、、kaoさんの記事を読みながら反省の二文字が心にぐっさり!!
また続きを読ませて頂きに参りますわ! ではでは。。。
このblogがkaoさんの宗教なら私、にわか信者
ですわ~(笑)
噛む食事って少なくなってますよね。
昔、私スルメなんかおやつにしてましたが。
歯を食いしばるとかそういう「我慢・忍耐」に
つながる食が少なくなってたり。
わたしもやっぱり、食事が偏ってしまってます。
外食も間食も甘いものもほとんどとらないのに、
食卓の食材がどうも貧しいです。
(トム・クルーズ、出演TVでこの話題で熱くなりすぎ
てませんでした?)
3つの食品、気になるわぁ。マクロビオテック奥深いわ。
続き楽しみだけど、明日から1週間kaoさんのblogが
読めない・・・(汗)
Kaoちゃん
そうそう、
前回のコメントに書いてくれたように
みんなが自分の食生活を見なおすきっかけに
なっていると思います。この記事。
私も、ここ3週間くらい、ダイエットの為に
白いもの、うどん、パスタ、白いごはんをやめて
玄米を食べて、野菜を沢山取るように、そして
大好きなコーラもお茶に変えて、というふうに
していたら、ダイエットに成功しました。珍しく。
今は ぎとぎと 油のピザとかを食べたいと思わなくなったんだよね。体が変わって来てるのかな。
厳密すぎると続かないから、こんな感じでいいのかな?って思っています。
3つ・・・何でしょう。
ウチは玄米を白米に混ぜて使っています。前に食べたミルキーウェイとかいうのが美味しくて、玄米だけでも大丈夫でした。でもここでは高くて・・・・ちょっとだけ手間をかけたら、身体にいい物を美味しく食べられるのに、その手間を惜しんでしまいます。困ったもんだ。
kaoさんとは、なんか興味の対象がかぶるんですよねー。
それで、新参者なのに、いろいろ書いちゃってすみません。
マクロビオティックという言葉は、聞いたことがあるようなないような…
でも、私の料理のポリシーというか、食材の選び方って、この連続記事にそっくりです。
知らずにマクロビオティックの達人だったのかな?私。
娘が消化できないので、今は玄米はやめていますが、息子は『甘くておいしいから』と玄米大好きです。
無農薬か無農薬に近い減農薬米でないと『甘く』なくてえぐかったりするので、お値段も家計に厳しいし…。
私の食の信念は
『人間の身体は、脳みそから骨から髪の毛の先っぽまで、ぜ~んぶ食べたものからできている』
というものです。
トム・クルーズはディスレクシアという障害を持っていますから、必死になる気持ち、よくわかります。少しは、改善されているのかなぁ~。
ななさん
そうだねー、アメリカはジャンクフード多いから、日本から行くお母さんは心配でたまらないんだろうね。
一家の健康って改めてお母さんにかかってるんだなぁって思うよ。
特に生活習慣病に関しては、もろに食が関係してるからね。
私も子を持つ母親として、責任重大なーって思うよ。
3つの食べ物については次の記事に載せたから読んでね。
tomokerock
オイオイ!
3つの食べ物は食べちゃいけないものなんだよー。
たまになら大丈夫なんだろうけど、毎日食べ続けると大変だわよ。
内容については次の記事見てね。
玄米はね、私の友達のとこも玄米仕様じゃない炊飯器だけど、半日ぐらい水に浸けておくと大丈夫なんだってよ。
うちはね、精米機で50%ぐらい精米してるんで、普通炊きでも大丈夫なんだけどさ。
ちょっと試してみてよー。
hopeちゃん
ふふふ・・・引っ張ってるよねー。
書き始めはそんなつもりじゃあなかったんやけどね、書きたいことが多すぎてついついね。
要は本の中身をかなり参考にさせてもらってるんで、興味ある人は本を読むのが一番なんやけどさ。
粗食はね、ほんとに体にいいのよ。
一汁一菜って言うやん。
それで上等の食事だよ。
banさん
おーーーマクロビをご存知なんですね!
そう、本当に体にいいことだから病院もすすめるんですよね。
私がマクロビオティックと出会ったのは、5年ほど前なんですけどね、なかなか実行に移せない自分がいます。
正直言って難しいんですよね。
一時期がんばってたんですけど、正社員で働き出してからは特に献立さえ考えるのも面倒になってしまって。
でもこれを機に、今以上にもっと健康のことを考えるようにしようって思いました。
キャンディさん
わーい!来てくれてありがとうございまーす!
牛乳のこと、次の記事に少しだけ書いたので是非読んで下さいね。
なかなかね、海外に住んでいると難しいことも多いと思います。
特にこれは和食中心ですから。
その上、自分で調理するのでどうしても自分が好きなものや、家族がもりもり食べてくれるものを選んでしまいがちですよね。
私もそうですよ。
でも、その中でも、1品だけでも体に本当にいいものに変えていくだけで違ってくるでしょうし、意識も変わってきますよね。
一緒に頑張りましょう!
kabasai*さん
にわか信者さん・・(笑)
よく噛むこと。これ大事ですよね。
一昨年だったか、マクロビオティックの8日間体質改善メニューってのを試したことあって、それの注意書きに最低でも30回は噛むように書いてあって、それに慣れるのが大変だったのを覚えています。
子を持つ親として、食を選ぶことが子の健康に密接に繋がるのだから、もっと気をつけなければなりませんね。
さっちゃん
殆どマクロビオティックなダイエットだね。
うんうん。私もね、上にも書いたんだけど、マクロビの体質改善メニューをダイエット目的でやったんだけど、8日間で2.5キロ痩せたよー。
>今は ぎとぎと 油のピザとかを食べたいと思わなくなったんだよね。
>体が変わって来てるのかな。
それって体質が変わったんだと思うよ。
ピザなんかが本来、人間に必要な食べ物とは体が判断しなくなったんじゃないかな。
私も久々にダイエットに取り入れようかなぁ。
私も実はコーラ、大好きなんだよね。
さっちゃん、すごいよ!
オールいまいちSTAR☆さん
ほーんとに興味の対象がかぶってますね~(笑)
玄米はうちも毎日食べてますよ。
以前は完全無農薬だったんですが、値が張ることもあって、今は減農薬です。
子供には完全な玄米っていうのはちょっときついらしいですよ。
マクロビオティックの観点からですが・・・
ですので、うちは精米機で3分づきとか5分づきにして食べてます。
白米は殆ど栄養ないんですが、知らない人多いんですよね。
もっともっとみんなが食べてくれると、無農薬玄米も安くなるんでしょうけどね。
そう、食べたものが全て血となり肉になり、思考にまでなってしまいます。
食べ物に気をつけて、子供たちの将来を光あるものにしたいですね。
ラン子さん
レスが上下してしまいました・・。
ラン子さんも玄米を食べているんですね。
あぁそれで、そのいつも冷静なラン子さんでいられるんだなぁと納得です。
>ちょっとだけ手間をかけたら、身体にいい物を美味しく食べられるのに、
>その手間を惜しんでしまいます。
みんなそうですよ。
私もそうですし・・・。
でも、3日に一度は手をかけてみるとか、少しずつやってみるといいかもしれませんね(これは自分に言っているようなもんです・・)。
マクロビオティックで体質改善
自然食品店時代にマクロビオティックを学びました。
直訳すると「大いなる生命学」みたいな感じです。
食療法とか食養生の一種ですが、
東洋医学や、東洋の自然宇宙観なども
盛り込まれて、単なる食療法というより、
生命哲学と言った方が近いかもしれません。
…