初めて海外へ行ったのは、21歳の頃だった。
海外への憧れは長年持ち続けていて、ずっと日本を脱出する機会を狙っていた。
英語は多少できたが、ほとんどカタコトで武器になるようなものではなかった。
今考えるとぞっとするが、ロスアンジェルス行きのチケットを買った他は、ホテルの予約はおろか、ビザもなく、ガイドブックや辞書も持っていなかったし、所持金も20万円ほどしかなく、あるのは度胸と若さだけだった。
アメリカでビザなしで働くことは、現地で知り合った人たちにさんざん反対されたので、2ヵ月後にカナダへ流れ着き、日本食レストランで働くことになったが、若かったせいかエキサイティングなアメリカへの憧れは消えず、休みを取ってはニューヨークやシカゴへ遊びに行った。
日本を出て11ヵ月後に帰国することになったのは、そんな軽率な行動が原因だった。
シカゴから再入国する際、不法滞在をしていることがバレたからだ。
半日じっくりと取り調べを受け、8日間拘留されて、親しくなった監視人に「ここで日本人に会ったのは初めてだよ」と言われた。
荷物は殆ど没収され、知人が面会に来ると、ガラス越しに受話器で話をする。
殆ど刑務所みたいな感じだったが、場所自体はモーテルの半分が国が借り上げているものなので部屋は普通のホテルと何ら変わりはなかった…ドアが開けっ放しで、監視がいること以外は。
結局、裁判で勝ち目がないことは明らかだったため、強制送還になる前に自主的に帰国することで私の「罪」は抹消されたのでカナダへの再入国も可能だが、それ以後、一度も足を踏み入れていない。
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コメント
いつのまにか「livedoorID」が必要になっていたので、とりあえず取得しました。
不法滞在等(笑)、なんとも凄い経歴なんで驚きました。
自分は、叔母がサンタモニカで美容師をしています。
その関係で、月単位でホームステイしたことがあります。
まず、発音悪いのかなかなか通じずショック。
しかも、相手の喋りが早くて聞き取れない。
進学校を突き進んできたプライドは完全に崩壊し、実用的な英会話の必要性を改めて痛感させられました。
叔母は、若い頃から彼氏がアメリカ人だったこともあり(後に結婚するも即離婚)、日常的な会話を英語でするしかない状況が飛躍的上達につながったみたいです。
うちの職場でも、高いお金を使って英会話教室に通っている子が数人います。
目的は、外国人の彼氏や友達を作りたいからだそうです。
とても海外旅行に行くお金も休みもなく・・・ならば日本に来ている外国人と親しくなっちゃおうという発想。
叔母の時代では、海外で働くことや外国人と結婚すること自体がアウトローのように偏見で見られていたそうで・・・さすが現代っ子だと思いました。
自分も社会人になると、全く海外旅行に行く暇がありません。
叔母もずっと楽しみにしているようですので、一度子供を連れて行ってやりたいのですが・・・いつになることやら。
機会があれば、無料英会話レッスン宜しくお願いしますね(笑)。
では、また。
ははは・・・本当に自分で読み返してみてもスゴイ経験だったなぁと思います。
詳しく書けばもっと凄かったかも・・・。
結構、これくらいから波乱万丈な人生に突入していったような気がします。
英語は、なかなか上手になりませんねぇ。
職場が外資系なので多少は使う機会もありますが、
何せ、簡単な日常会話程度しか出来ないので電話で仕事の話になると大変で・・・・
・・・と実は今、仕事中に書いているんですが、電話が鳴った瞬間の不吉な予感が命中し
海外から経理的な内容の電話でした。
悪いことはできないなぁ・・・と反省。
海外旅行?行きたいけど行けませんねぇ。
休みの問題よりも、風水的に方角がいいか悪いかで、行く時期と方角が決まってしまうので。
うちの子はパスポート持ってますが、一度も行かないまま再来年には期限が切れます。
もったいないので、それまでに一度ぐらいは連れて行こうかとは思っています・・・。
まとまりのないブログだけど、できるだけ毎日更新していくので
ヒマなときにでもまたカキコして下さいね。