リフォーム前に判明した面倒な問題

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実家をリフォームすることになった。

私の実家は増改築を何度も繰り返した末、私が生まれ育った建物は壊してしまったので、母が住んでいる部分は増築部分である。

間取りは3K。
6畳と8畳の二間続きの和室に1畳ほどの仏壇スペースと床の間。
もう一部屋は私が若い頃にDIYでフローリングにした6畳の元和室。
それと5畳ほどのキッチンと、これまた狭い脱衣所、トイレがある。

私の希望と、母のプライバシー保護を考えながら、間取り作成アプリで間取り図を作った。

水回りは全てリフォームし、キッチンも広くしたい、そうなると増築が必要な部分も出てくる。
高いだろうなぁとは思ったが、それまで支払ってきた家賃をローンに充てられるならと、希望は全て反映させた。

それと、二つほど気になっていたことがあった。

一つは実家をGoogleMapなどの地図アプリで検索しても、出てこないこと。
宅配便のドライバーが変わると必ず電話で問い合わせがあった。

そしてもう一つ、実家の土地は借地であり、建物部分だけが母の持ち物だった。
しかし、その建物の固定資産税を支払っておらず、母が何度か役場に出向いて問い合わせたらしいが、支払う必要はないと言われたのだとか。

今後のために、きちんとしておかなければ…と役場へ行った。

役場の人に一通りの事情を説明したところ、実家は既に建物としての価値がないため課税されていないとのこと。

ではマップアプリで出ないのはなぜか。

母曰く、昔、増築して古い家を壊した際に番地が変わり、それ以来役場の人から告げられた番地を使い続けているとのこと。

しかし役場で調べてもらったところ、実家の場所には全く違う番地が記載されていた。(それでも戸籍は母が使っている方の住所)

そして固定資産税を管理している地図を見せてもらったところ、元の家(現在は壊されている部分)に実家があるように記されている。

なるほど。何十年も前に壊された家にまだ住んでいることになっているので課税されていないのか。

それにしても増築して役場に何らかの届けを出したから番地が変わったのに、そのような履歴がないどころか、番地自体を間違えているなんて、お役所もいい加減だなぁと呆れてしまった。

その後、我が家の所在地がどうなっているのかを知りたくて法務局で登記簿を閲覧したところ、我が家が建っている土地には家屋などないことになっている。

我が家は俗に言う「未登記建物」だった。

未登記建物とは、家屋を建築したときに何らかの理由で建物を不動産登記していない建物のこと。

普通に建築した場合は、ハウスメーカー指定の司法書士などがセッティングされて、建築主が何もせずとも半ば自動的に登記がなされる(たぶん)。

私の実家がなぜ未登記になったのかと言えば、半世紀以上前の私がまだ生まれていないころ、大工だった母方の祖父と私の父が借地に自分たちで建築し、登記をしなかったことが原因と考えられる。

この度リフォームをするにあたり、金融機関からの融資の申し込みに必要な書類を調べてみると、建物の登記簿がリストにあったので、登記をしなければ融資も受けられない。

不動産登記をする場合、土地家屋調査士に頼む必要があるが、それに20万円近くの費用がかかるということがわかった。

登記に20万円か…何とか自分でできないだろうかと調べてみたところ、できないこともないらしい。

そしてこの本を買った。


自分で登記をする会1 司法書士・土地家屋調査士に依頼せず二十歳の女子大生が自分で登記をして40万円節約

初心者向けの登記マニュアル。

登記は、司法書士・土地家屋調査士の国家資格者しかできないと言われるが、登記は自分で行うのが原則です。

そうか。
ではやってやろうじゃないか。
こんなことに20万円も支払うくらいなら、リフォームに20万円使った方がいい。
俄然やる気が湧いてきた。

いつもありがとうございます。
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