学童保育初日「何か言ってみてよ!ほら、何か言ってって~!」

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入学式よりも1週間以上も前から、学童保育でお世話になることになった。

引越の翌日に学童の申し込みをしたし、館内の見学もしたんだけど、一番気になったのが、子どもたちにBeが受け入れてもらえるかどうか。

田舎だからね、ハーフなんてあまり見かけたことはないと思うし。
私が緊張しても仕方ないんだけど、前夜から結構なドキドキで…

そして当日、Beを連れて学童へ。

門を入るなり、窓から見えるBeの姿を中にいる子どもたちが目で追うのが見えた。

「おはようございまーす。」と明るく中へ入ると、いくつかの子どもたちのグループがBeをジロジロ見ている。

どこからともなく「ガイジン」とか「ハーフ」とかいう言葉が聞こえてきた。

まっ、いつものことだから気にしない、気にしない…とBeを見ると、緊張で固まっている。

案内された靴箱にBeの名前が書いてあった。
新一年生はまだ誰も来ていないらしい。
靴を置き、次はロッカーへ。

私たちが動くたびに、数人の小学生がついてきた。
その中のひとりの3~4年生ぐらいの男の子が近寄ってきて、Beの鼻先を指差して大声で言った。

「何か言ってみてよ!ほら、何か言ってって~!」

どうやら、英語を話せと言ってるらしい。

Beは固まったまま何も言えず、つっ立っている。

ムカムカムカムカ~~~~ときたけど、ここはガマン、ガマン。

「この子は日本語だよ~」と言うと

「な~んだ、ガイジンかと思ったのに!」と離れて行った。

英語を喋ればガイジンなのか?
なんだか先が思いやられるなぁ、大丈夫かなぁなんて心配していたところで、知ってる子を発見。

去年、ヒップホップを習っていたときに一緒だった子が。

「あ~!久しぶりね~!えーっと名前は何やったっけ?」

「A。」

「そうそう!Aちゃん!
今日からBeちゃんもここに来るからよろしくね。色々教えてあげてね!」

「うん。」

Beも知ってる子がいたので、少しは安心したらしい。
でも、心配だなぁ。

「Be、大丈夫?」

「うん。」とうなづくものの、まだまだ緊張はほぐれない。

玄関へ向かう私についてくるBeを、子どもたちのグループの前で立ち止まっては…
「今日からよろしくね~!Beちゃんって呼んでね~!」と声をかけた。

別れる際になんとなく後ろ髪を引かれる思いだったのだけど、笑顔でBeと別れた。
車を運転しながら、ついさっきの男の子の言ったひとことが頭をグルグル。
あんな感じで、みんなからからかわれたりするんじゃないか、明日から学童に行きたくないなんてことになったらどうしよう…そんなことを考えてばかり。
心配は尽きないが、考えても仕方ない。
仕事中も常にBeのことが頭から離れなかった。

そして夕方、母が5時にお迎えに行ってくれてるはずなので、もう帰ってきてる頃かなぁと家に電話をしてみた。

「はい、もしもし~~~!」と明るく元気なBeの声。

「Beちゃん、学童どうやった?」

「楽しかった~~!」

「明日も行けそう?」

「うんっ!!!!」

そこでやっとその日、一日中頭から離れなかった心配から開放された。
本当によかった。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. こんばんは。
    Beちゃん、小学校に馴染めそうで良かったですね。
    うちのチビ助も今日から保育園でした。
    慣らし保育とやらで、お昼には迎えに行ったようですが、やっぱお母さんの姿を見たらウルウルきてたみたいですよ。
    うちの嫁さんも、明日からのこと心配しまくってるようです^^
    子供のことって直接どうしようもない分、余計に気になりますね(これが親の感覚なんだなぁ~^^)

  2. >ムカムカムカムカ~~~~Щ(◣д◢)艸ときたけど、ここは
    >ガマン、ガマン。
    >「この子は日本語だよ~」と言うと

    読みながら一緒にむかついてもうた。
    私なんて速攻その子に噛み付いてるわ。ってかとくとくと
    説教たれそうだわ(汗)。よく耐えられるね
    kaoさん。。。その忍耐力に感服します!
    いつもいつも思ってしまうな・・・親が子どもの目を
    どういう視点で見開かせることができるかって。
    高校生はもう遅すぎるような気がするわ。

  3. Beちゃん、楽しく過ごせたようでよかったですね~。
    いやぁ、私、最後の方を読んでホッとしました(涙)。
    Beちゃん、そしてkaoさん、お疲れ様でした!!
    うちも明日から、慣らし保育です。頑張りまっす!

  4. いじめは必ず起こると考える。
    子供は親にそのことを話せない、なぜなら親が学校に文句を言ったら自分が行きにくくなるから。
    どうするか?
    まずは先生との密なるコンタクトを取ること。連絡簿で常に日々の状況を報告すること。ブログのことを話すのもいい。
    しっかり遊ばせ存在感を出させること。特に運動で。
    友達をいっぱい作らせること。
    kaoさんはもっと気楽にせんといかん。
    子供に伝染する。

  5. こんにちは!
    KaoさんもBeちゃんもドキドキな1日でしたね。
    興味本位で「何か言ってみてよ!・・・・・・」。
    読みながら、私もムカムカきました!
    Beちゃんが楽しい学校生活ができるように心から願っています!

  6. 最後で、泣いちゃったよ。人事じゃないんでね。私は、白人の多い地域に住んでるので、子供達が入学したての頃は、いつも どきどきしてた。今は平気だけど、子供達が 高校に行く時、また1つ、ハードルがあるのよね。それは、黒人の生徒達に受け入れられるかって事。”黒人のくせに、なんで、白人みたいにしゃべるんだよ。”って、絶対 言われるだろうし、ほんと、今から 悩んでも仕方ないけど、やっぱり 憂鬱になる。
    でも よかったね、Beちゃん、楽しかったみたいで。子供達は 好奇心の塊だし、ストレートにぶつけてくるけど、Kaoさんの今回の対応、正解だと思う。子供相手に 怒ったって仕方ないよ。それより、冷静に対応すればいいと思う。大人が そんな事言ったら、パンチでも くらわしたくなるけど。

  7. いや~、緊張しました。

  8. 早速、書き込みさせていただきました。
    学校の問題・・・私も考えると正直、不安です。
    まだ息子は、5ヶ月ですが、そのうち保育園に通うようになるし、私の住んでいる所もかなり田舎で・・・黒人さんは、旦那だけです。
    しかし、旦那は、そんな事あまり気にしてないらしく・・・子供たちが、「ハロー」とか「外人」の呼びかけにスターのように手を振っています(笑)
    息子も旦那の様に気にせず、ポジティブに成長してくれると良いなぁ。と思います。
    以前、kaoさんが書かれてた様に、きっとBeちゃんもウチの息子も乗り越える力がある強い子だからこそ私たちの元に生まれて来たんでしょうねぇ。。。
    いつも大きな心で見守れたらいいなぁ。と思います。
    子供が成長するにつれて、私自身も色んな意味で成長さてもらうんだろうなぁ。。。

  9. お久しぶりです~~。
    Beちゃんにとっても、新しい季節やったんですね。
    日記、自分のコトのように、読ませてもらいました。
    ウチもアフリカンミックスの娘…。
    今はまだ3歳やけど….あっという間に小学生になるんやし…
    小学校は、保育園とは….かなり違う世界のような気がして….。
    でもなにがあっても、母親が子供にとっては
    イチバン近い存在やもんね。
    明るく….強く….いつでも娘を包んであげられるような
    お母ちゃんでいないと…..って、感じました。

  10. ::ゆったり人さん::
    おぉ~慣れるまで大変ですよね~。
    私も慣らし保育のときは、後ろ髪を引かれる思いで走って保育園を出て行ったものですよ。
    家に帰っても、気になって気になって・・・
    お迎えの時間には小走りで行ってましたから。
    でも親が思う以上に、子供が環境に慣れるスピードって大人の数倍早いですからね。
    心配はいりませんよ。
    それよりも、奥様が慣れる方が大変かも。

  11. ::kabasai*さん::
    いやいや、本当の私だったらちゃぶ台をひっくり返してるよ(・・・って、ちゃぶ台なんてないし)。
    子育てって忍耐だな~と思うことよくあるよね。
    ことあるごとにカチ~~ン!とくることが頻繁に起きるけど、相手は子供。
    自分と同じレベルで見てはいけないんだよね。
    でもでも、難しいね~子育てって。
    終えるころに、やっと私も成長できてるのかなって思うと・・・まだまだ先は長いよね~。

  12. ::ボンさん::
    こんばんは~。
    慣らし保育の方は順調にいってますか~?
    親が心配するまでもなく、子どもは本当にたくましいですよね。
    うちの子みたいに、「お迎えが早すぎる!」って言ってくれるほど(^^;)保育園が好きになりますよ~。
    色々と大変でしょうが、なんとかなりますから!(←って、エラソーなこと言っちゃって・・・)。
    お互いに頑張りましょうね!

  13. ::kspawsさん::
    そうですね~、もっと肩の力を抜いて・・・とは思うんですけどね。
    なかなか、難しいですね。
    学校へ通い始めてから数日が経ちましたが、本人は学校も学童も「すっごく楽しい~~~~~!」と言ってますから、ひと安心です。
    何か気になることがあれば、逐一連絡帳に書くようにしてますので、私の方も落ち着いてきました。
    さ~て、これからが長いですな~。

  14. ::ましゃさん::
    そう、子供って悪気はなく、興味本位なんですよね。
    それに真剣にカ~~~~ッときて、表に出しちゃうようじゃあまだまだです(@@)
    こちらの心配をよそに、「ママ~10歳ぐらいになったら、学童に行けなくなると?いやだ~!Beちゃん、ずっと学童に行きたい~!」なんて言うくらい楽しいみたいですよ。
    子供って、慣れるの早くてビックリです。
    私が早く慣れなくちゃ・・・

  15. ::まみぃさん::
    アメリカに住んでいても、そんな心配が出てくるんですね。
    でもでも、まみぃさんが心配するまでもなく、きっとうまく乗り越えてくれるんじゃないでしょうか。
    だって、まみぃさんご夫妻の愛情をいっぱいに受けて育った子ども達だから。
    親って、子供をいつまでも子供として見ちゃう修正がありますが、親の知らぬところで、ものすごく成長してることってよくありますよね。
    まだ幼いうちの子ですら、驚かされることが多いですから、きっとまみぃさんのお子さんも、色んな壁を乗り越えながら成長し、うまく生きていく術を見につけてくれるんじゃないかと思います。
    一番成長できないのが、親かも(私が一番難しい・・・)。

  16. ::barbee::
    いつも、自分のことのように思ってくれてありがと☆
    今回は泣かなかったようで、よかった・・・

  17. ::makaronさん::
    こんばんは~。
    初コメント、ありがとうございます!
    >しかし、旦那は、そんな事あまり気にしてないらしく・・・子供たちが、「ハロー」とか「外人」の呼びかけにスターのように手を振っています(笑)
    makaronさんの心配は尽きないでしょうが、そんな明るいご主人なら、心配いらないでしょうね。
    子供は親をしっかり見てますから、きっと同じように明るく元気な子になりますよ。
    子供が大きくなるにつれて、色んな壁や面倒なことが降りかかること多いですが、それをひとつひとつ乗り越えながら、親子一緒に成長していくものなんでしょうね。
    まだまだ先は長いです。
    お互いに頑張りましょうね!

  18. ::mama Aikaさん::
    お久しぶり~~!
    保育園と小学校の違いはまだよくわからないけど、でも、それぞれ短所もあれば長所もあるんじゃないかなぁ。
    保育園ぐらいの幼い子が、思ったことをストレートに口にするのに対し、小学生だと、他人の気持ちを思いやる心をきちんと教えさえすれば理解してくれると思います。
    みんながみんなそうではないかもしれないけど、考えるきっかけさえ与えてあげれば、きっといつかはわかってくれるんじゃないかと。
    とりあえず母親である私たちは、デ~ン!と構えていることが大事なんでしょうね。
    私の場合、体格はデ~ンとしてますが、精神面はまだまだだわ・・・