ハローワークに提出するために、病院で診断書を書いてもらった。
おそらく『睡眠障害』と書かれるんだろうなぁと思っていたら、意外にも診断名は『鬱』だった。
私が鬱だなんて、私を知る友人知人は絶対に信じないだろう。
だって私自身が信じられないのだから。
周囲の人たちが私に抱くイメージは、『強い』『怖い』『アグレッシブ』と、まぁこんな感じ。
男性からでさえ何度か『怒られそうで怖い』と言われたことがある。
たまたま不運が重なり精神的に落ち込んでいる期間が長く続いただけだと思っていた。
しかし専門の先生が4~5回ほど私を診てから下された診断結果だったので、そうなんだろう。
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ハローワークで診断書を提出すると、給付制限期間なしですぐに受給されることになった。
受給期間は3カ月か…あっという間に終わるだろうな…なんて考えながら帰ろうとしたとき、声をかけられた。
前回ハローワークに来たときに、私の涙の訴えを聞いてくれた男性担当者だった。
「『就職困難者』の話は聞かれましたか?」
「えっ?…聞いてないです…」
ざっくりと説明されたが、何のことを言われているのかわからなかった。
ふたたび相談カウンターに戻り、その男性が書類を見せながら説明してくれた。
私は『鬱病』の診断書を提出したため障がい者に該当するらしく、ハローワーク内でその認定を受けることで就職困難者となる。
そして保険加入期間が1年以上、年齢が45歳以上なので、360日間も保険を受給する資格があるとのことだった。
認定を受けるかと問われ、「はい」と答えると、専門部署まで案内された。
そして私は障がい者であり就職困難者として認定され、360日間、失業保険の受給資格を得た。
たまたま、あの時の男性担当者が私を覚えていてくれたので声をかけてもらえたが、彼がいなければ普通に90日間の受給で終わるはずだった。
最初に手続きをしたときに何も言われなかったのは、やっぱり不正受給防止などの観点から敢えて知らせないというハローワークの方針なのか。
そして、翌週。
ふたたびハローワークへ行ったとき、用事を終えて駐車場へ行くと、私の車のそばで懐かしい人がニコニコして待っていた。
同じ日に退職した総務部の相棒Mさんだった。
手続きをしに来たら、私の車を見つけたので待っていたのだとか。
私たちは5分ほど立ち話をした。
「国保の手続きをしたら、保険料が月額5万円近くて…」と私が言うと、
「でもハローワークで就職困難者として認定されているなら、国保も安くなる筈ですよ」とのこと。
そして翌日、役場へ出向いてハローワークの受給者カードを見せ手続きをすると、5万円近かった保険料が1万円ほどに下がった。
ハローワークでも役場でも、親切に知らせてくれるシステムはないようで、『知らない』ということで損をしたり、受けられるサービスを受けられなかったりということは多いと思う。
私はたまたま、ハローワークの男性担当者やMさんに助けられたけど、この2人がいなかったらその後の私の生活にも大きく影響しただろう。
ハローワークでMさんに会ったのはその時だけだったので、神様はまだ私を見捨てないでいてくれているのだと思った。
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