人助けをすると見せかけて金儲けに走る人たち

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先日からの兄の借金に絡んで多重債務に関する本を読んでいたところ、興味深い記事があった。
『借金を整理します』というような広告をよく目にするが、整理業者の手助けをしている弁護士の多くは、その免許を利用して相談に来る人を安心させ、借金の整理どころか決して低くない金利で借り換えをさせて更なる被害を生んでいる。
人々を手助けする立場の人たちが、金儲けに走っているのだ。
今の日本には、弁護士に限らず弱者を助けるどころか加害者になっていることが多々あるように思う。

私も恐ろしい経験をしたことがある。
私が体の異変に気づいたのは1999年の秋ごろだった。
遅れてきた生理だと思った出血が中途半端に止まったことから『何かが私の体の中で起こっている』と感じた。
すぐ、会社の昼休みに近所の産婦人科で受診したのだが、そこは福岡市の中心地の病院であるにもかかわらず、さびれた感じで私以外の患者は見当たらず、老いた夫婦と思われる医師2人と受付のおばさんだけ。
検査の結果は『妊娠3ヶ月』であった。
そこで老医師たちの信じられない言葉を聞いた。
『出血していますから、奇形児が生まれる可能性が高いので、堕ろした方がいいですよ。』
妊娠に関しての知識は皆無に近かったため、私はとまどい頭が混乱した。
返事ができない私に何度も堕胎を勧める医師たちを信じないわけではなかったが、『考えてまた来ます。』と言って病院をあとにした。
不安と恐怖で泣きそうになりながら友達に電話すると、他の病院でも診てもらった方がいいと言われたので、その足で行ってみた。
すると、『出血は安静にしていたら自然に止まるので心配ないですよ。』とのことだった。
それから一週間、仕事を休み家で安静にしていたところ言われた通り出血は止まり、翌年の5月には五体満足な娘が生まれた。
今、考えてみると、私が最初に受診した病院は堕胎専門の産婦人科だったようだ。
あの時、勧められるがまま堕胎を選択していたら、今の私の幸せな生活はなかっただろう。

今の世の中、本来の目的を忘れ金儲けに走る人や団体がなんと多いことか。

JR西日本もまた然り。
悲しいことだが、何にでも疑ってかかる必要がある今の日本。
やっぱり自分の身は自分で守るしかないようだ。
子を持つ親として、この辺をどう子供に教えていくべきなのか、考えても考えても答えが出ない。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. 赤ちゃん、生まれてよかったですね。
    世間にはいいお医者様もたくさんいるでしょうから、
    「勉強ができたから医学部へ行っただけ」という人には、
    命にかかわる仕事をして欲しくありませんね。
    整理業者の手助けをしている弁護士がいるとは知りませんでした。
    怖い世の中ですね。

  2. こんにちは!cheeseです。
    リンク、どうもありがとうございました!
    本当に恐ろしい話ですね。
    私も妊娠当初は切迫流産気味で出血したことがあったので人ごとだと思えません。
    世の中がどこかおかしいせいで、子供にもおかしな忠告をしなければいけないって辛いし、難しいです。
    昨年だったと思いましたが、中学生が幼児を殺害した事件の後、子供に「知らない人と話したりついていったりいけない」の追加で「知らないお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊んではいけない」と付け足さなきゃいけなくなったときは流石に嫌な気分でした。
    子供に子供と遊ぶなと言わなければいけないのは悲しかったです。

  3. ラン子さん、こんばんは。
    世の中おかしなことだらけですよね。
    悪徳弁護士や医者たちは、学生時代からそうなろうと思って勉強してきたのではないでしょうが、どこでどう間違えたら180度も方向を変えることになったのか疑問です。
    国が規制してくれないのなら、自分で気をつけるしかないですね。
    本当に恐ろしい・・・

  4. cheeseさん、ありがとうございます。
    昔はこんなに荒んでませんでしたよね。
    自宅から会社へ行くときにいくつか田んぼがあって、今れんげの花がとてもキレイで、自分が子供の頃よくれんげを摘んで首飾りを作ったりして遊んでいたことを思い出します。
    娘にもそんな遊びをさせたいなぁと思いながらも、田んぼに無断で入ってはいけないのではないかとか、異常な量の農薬が土に含まれているのではないかとか、考えるとそんなことも出来ず・・・。
    子供は行き場もなく、親のよく知らないお兄ちゃんお姉ちゃんとお話することもできず、結局、親の目の届く室内での遊びが中心になってしまいます。
    そうやって育った子供たちが大人になったとき、更に味気ない世の中になるのではないかと考えると怖くなりますね。