先日読んだ「箱」の本。
読めば読むほど興味深い。
実はついこの間セミナーにも参加させて頂いたのだけど、保育園のお迎えがあったので途中で抜けたため最後まで聞けずに残念だった。
ある父親が、免許取立ての息子に「車を貸してくれ」と頼まれるが、実を言うと息子のことをあまり気に入っていなかったので、できれば車を貸したくなかった。
車を使う予定なんてなかったのに、父親は時間を指定し、それまでに帰ってこなかった場合は二度と貸さないなどと条件を出す。
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どうせ息子は時間通りには帰ってこないだろうと思い込んでいる父親は、約束の時間が近づくにつれて段々と怒りが込み上げてくる…帰ってきたら何と叱ってやろうかなどと考えていたとき…約束の時間の1分前に外で車のエンジン音がした。
息子が時間通りに帰ってきたことは喜ばしい筈なのに、なぜかガッカリする父親。
約束を果たした息子に対して嫌味な言葉しか出なかった。
自分を正当化するために、息子が時間に遅れて帰ってくることを心のどこかで望んでいたんだろう。
こういった心理はよくあることだと思う。
自分を正当化するために、相手を正しく見る目がゆがめられる…それをこの本では「箱に入る」と表現している。
誰かを批判したとき、その人は既に箱に入っているらしい。
逆に言うと、好きな異性であれば所謂あばたもエクボに見えるわけで、これも良い意味で完全に箱に入っていると言えるのかもしれない。
自分を正当化するために箱に入る。
相手が悪い、夫が悪い、妻が悪い、恋人が悪い、親が悪い、上司が悪い、同僚が悪い、親友が悪い、子どもが悪い…だから私はかわいそう、大変だ、私は正しいのに、こんなに頑張ってるのに、こんなにしてあげてるのに…。
箱から抜け出せるはずのセミナーを途中で抜けたために、今もなお箱に入ったままの私。
さて、これからどうすればいいんだろう…
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コメント
そう言えば、石原真理子も、箱に入ったまま状態で、会見してねぇ。ストーカーした私も悪いけど、私も被害者だった、なんて。彼女ほど、箱の中似合う人 いないかもね。ふぞろいの林檎で育った世代の私としては、今の彼女みて ちょっと がっくり。自分の過去あばいて、人 傷つけて それで
食べていくなんて、野蛮。Kaoさんが、ここに書いた いくつかの海外珍道中のお話売れば、Kaoさん、リッチになれるかもよ。
そうい言えば、アメリカ人って、箱に入った奴ばっかり。私は 悪くないわ、って奴、多すぎ。箱から出るのって、ある意味で、仏教の教えに 似てるのかな? 仏教の教えを貫ければ、なんて心安らぐだろうと いつも 思うけど 箱の中から出れたら、人格が大きくなりそうんだね。そうなった自分、みてみたいけど、死ぬまでに、箱からでれるかしら?Kaoさん、一緒に頑張ろう。
よーわからん。
棺おけに入るときに考えよう。
::まみぃさん::
>ふぞろいの林檎で育った世代
ヾ(@^▽^@)ノわはは まさに私もその通り!!
すごいね~石原さん・・・ある意味、すごいパワーだと思うわ。
今の時代、箱に入ってる人がほとんどなんでしょうね。
私もそのひとりだけど、どうしても箱から出たくない相手もいるのでこれがまた悩みの種(Beのパパなんですけど)。
こんな不完全な私だから、まだまだ修行しなさいって意味でこれからも色んな試練が待ち受けてるんだと思います。
仏教の教えなんて理解して実行できたとしたら、もう修行なんてしなくていいんでしょうね。
一緒に頑張りましょう!
::kspawsさん::
なんとオイちゃんらしい発言。
棺おけに入るときじゃ、遅いんですよ!
今ですよ!今!
・・・ってか、頭でわかっていても行動しなきゃ知らない人と同じですね・・・反省。
私もこの「箱」のこと書こうと思ってたから
またも便乗しちゃったよー<(_ _)>(勝手にリンクごめん)
「箱」に入りっぱなしってことはないよ。
出たり入ったり出っ放しだったり入りっぱなしだったり。
なるべく出っ放しになるよう頑張ろうね~
::Rosaさん::
いえいえ、リンクありがたいですわ~。
いつもありがとう♪
そう、出たり入ったり出たり入ったりの繰り返しざんす。
相手に対して一度ネガティヴな印象を持ってしまうと、それを引きずってしまうからイヤだわね~。
それに、自分をプロテクトする術が身についてしまって、傷つきたくない一心で箱に入ってしまうことも。
なかなか難しいね~。