近所のお姉ちゃんたちとウロウロ 慣れない母はオタオタ

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昨日の家庭訪問の最中に、「ピンポーン」と玄関のチャイムが鳴った。
同じアパートに住む6年生と3年生の女の子たち。
「一緒に遊ぼう」とBeを誘いに来てくれたらしい。

いつもは学童だし、私は留守にしてるしで、こんな場面に初めて出くわしたからか、なんだか嬉しかった。
どこで遊ぶのかと聞くと、アパート前の空き地だと言うので、携帯も持たせず(先生の前だったしね)見送った。

無事に家庭訪問が終わり、先生が帰ったあと、空き地に目をやると、なんと、3人が自転車に乗ってチョロチョロしてる!
Beの自転車は引っ越し前に実家へ持って行き、そのまま持ってきていないのに、Beが乗ってる自転車は誰のだよ?
慌てて階段を駆け下りた。

「Beちゃん、その自転車は誰の?」

「えっと、あのね、Aちゃんがこれ誰のでもないけん乗っていいって。」

よく見ると、かなり古いし汚れている。
きっと前に住んでいた人が置いていったんだろう。

「そう…。危ないから道には絶対に出たらいかんよ!」と言って、そこを離れた。

部屋に戻り、遅い昼食を食べていたところ、一階の友人から電話。

「Beちゃん、道にチョロチョロ出て、危ないよ!」と言われ、また外へ。

さっきまで3人がいた筈の空き地や道路には誰もいない。
慌てて、周辺を探し回ったが見当たらず。
近所のマンション前の公園にいた子に聞いてみた。

「1年生のBeちゃんって知ってる?」

「うん。」

「見らんかった?」

「さっきまでそこのブランコに乗っとった。」

「それから、どこに行ったか見てない?」と聞くと、思ってもみなかった方向を指差した。

数十メートル先の三叉路まで見える見通しのいいところなのに、3人の姿はなし。
これは大変だ!と、一旦アパートへ戻り、車に乗った。
グルグルと周辺や、少し離れたところまで見て周り、ときどき車を停めては窓から顔を出して、大声で「Beちゃ~~~ん!」と名前を呼ぶが応答なし。

そこで携帯へ友人からの電話。
3人のものらしい自転車がアパートの駐輪場にあるから、もしかすると誰かの家で遊んでるかも…とのこと。

車をUターンしてアパートに戻り、友人が教えてくれた6年生と3年生の子たちの部屋へ向かった。
まず2階の女の子の家へ。
ドアが開けっ放しの玄関をそっと覗いたが、子供の靴はないようだ。
ここにはいない、次は3階へ。
チャイムを鳴らすと、少し時間が経ってからお母さんらしき人が出てきた。
軽く自己紹介をして事情を話したところ、そこへも来ていないと言う。

「うちは、天気の良い日は外で遊ぶように言ってありますからね。放浪の旅にでも出たのかもね~。」

放浪の旅はいいけど、1年生を道連れにはしないでくれ…

そこへ後から出てきた小学生の息子さんが「○○の家におったよ。」と言う。
アパートの2件隣に、数軒並ぶ平屋らしい。
お礼を言って、走ってそこの家に向かった。
教えてもらったお宅の玄関のチャイムを鳴らすと、お母さんらしき人が出てきた。
玄関の靴をチェックするも、Beの靴は見当たらない。

「今日は誰も遊びに来てませんよ。」

あぁ、ここもダメか…とがっくりと肩を落としているところで、背後から声が。
向えに住むおばあさんが、ついさっきまで、この辺に2~3人の小学生がいたと教えて下さった。

「そこの木に登って、さくらんぼを採りよったよ。」

それからどこへ行ったかは見ていないらしい。
アパートへ戻り、途中経過を友人に話しているときに、さきほどの3階に住むお母さんが車で外出するのでついでに周りを見てきますと言って、車で走り去った。
それから1~2分後、車が戻ってきて…

「あそこのマンションのところにいましたよ。すぐに帰るように言っておきましたから。」

そのマンションって、さっきブランコに乗ってたとこじゃないか( ̄▼ ̄|||)
あ~~~でもよかった~~~~!!
すぐにマンション前に行くと、1人はカゴに入った大量のさくらんぼを抱え、3人ともが自転車に乗ったまま、さくらんぼを口に含んでは、ペッと種を吐き出している。
あぁ、もういい加減にしてよ。

「Beちゃん!さっき聞いたけど、学校で、小学3年までは子供だけで自転車に乗ったらいかんらしいよ!」

4年になって、学校の自転車教室に参加したらOKなんだそうだ。
すると、3年生のRちゃんが、

「うん、でも、Beちゃんは2年生になったら乗っていいよ。」とニッコリしながら言う。

「よくないやん!4年生にならんと乗ったらダメなんやろ?ルールは守らんとダメよ。」

あ~あ、叱られちゃったよ、面倒くさ~…とでも言いたそう感じ。

「とにかく、自転車はダメ!置きに行こう!」とそこを離れる寸前まで、この3人はさくらんぼを食べてはペッと種を吐き出していた。

探し回ること1時間。
やっと見つけたと思ったら、3人ともケロッとしてるし、他人の家のさくらんぼ食べてるし、あ~もう、なんか情けない。

Beは割りと周囲の影響を受けやすいタイプなので、今のうちにしっかりと良いことと悪いことの判断ができるようにしておかないと…と怖くなった。
結局、空き地から離れてウロウロしていたわけだし、ルールを守らないお姉ちゃんたちと一緒にいることで、大きな子は「悪いこと」とわかっていてやるんだろうけど、まだ1年生のBeは「当たり前のこと」と勘違いしてしまうかも。

たまたま家庭訪問で帰りが早かったので、アパートの子たちと自由気ままに遊んでいたのだけど、今のところはやっぱり先生の目が届く学童での遊びが一番安心できるのかも。
それにしてもほんと疲れた。
元はと言えば、私が何も考えずに遊びに行かせたのが悪かったのだし、携帯を持たせなかったのも私。
注意はしたけども、叱ることはできなかった。
少し手がかからなくなった分、他の心配が増えて、結局は成人するまで、こんな気苦労の繰り返しなんだろうか。
いや~もう、ほんと、大変だわ。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. 小学校に上がると行動範囲が格段に広くなるからね。
    まあ、さくらんぼとって食うのは良しでしょう。そのうちに持ち主に怒られればいいから。
    外で遊ぶのは良いんだけどね、へたによそ様の家に上がって遊ぶよりは、監視がしやすい(~o~)

  2. お母さんは大変ですよね。
    心配して、心配して><。
    でも、Beちゃん無事で良かったー。

  3. こっこわい!一時間も行方不明なんて!!
    私だったら超逆切れして、娘に怒鳴りまくりそう。
    カオさん怒らないで冷静に注意したなんて偉いです!(><)

  4. ドキドキしましたね・・・
    何も無くて良かったです。
    ご想像の通り、成長とともにその時期ゆえの心配にハラハラさせられますよ(苦笑)

  5. 子供の頃、午前中だけど昼すぎに下校という土曜日、友達の家に行って、そのままカブトムシを採りに行ったりして、昼ごはんも忘れて遊びまくって夕刻帰宅。
    そしたら予想以上に怒っている母がいて、聞くと学校やらあちこちに電話して私を探していたらしい…
    そういえば、私も心配かけたなぁという記憶が蘇りました^^
    当時より今は怖いので、より心配ですよね。

  6. 初めまして!
    ブログランキングから来ました。
    お母さんって大変ですね。

  7. ::kspawsさん::
    あぁ、そういう考え方もあるんですね。
    確かにどこかの家に入ってしまった方が、見つけにくいですね。
    さくらんぼ盗って食べるなんてかわいいもんですよね。
    そう言えば私も小学生のときは、グミや、いちじく、ザクロなんかを取って食べてました(もちろん、よそ様の庭のv)。

  8. ::ボンさん::
    心配だけで済んだので良かったです。
    これからもっともっと、こんなことあるんだろうなぁ。
    もっと、デーンと構えてなきゃだめですね。

  9. ::まりっぺさん::
    そう、こんなに長い時間、行方不明になるなんて初めてだったので、正直言ってパニック状態でしたよ。
    頭の中で怖い想像がどんどん広がっていったりして。
    短い時間だったけど、後悔もいっぱいありました。
    こんなことを繰り返しながら、ベテランのお母さんになるのかなぁ。

  10. ::鯨のシッポさん::
    はい。もうハラハラ・ドキドキで、その辺のサスペンスドラマよりスリル満点でしたよ。
    今後は、これ以上ですか・・・体力もつかなぁ。

  11. ::ゆったり人さん::
    それはそれは、お母さん・・・かわいそうに(T_T)
    そんなに長時間、行方不明になられたら、私だったら警察に届けてるかも。
    今は本当に怖いですからね。
    子供のころにかけた心配を、今度は自分がかけられるんですよね。
    もっと良い子にしてるべきだった・・・。

  12. ::サブローさん::
    初めまして。ありがとうございます。
    はい、お母さんは大変ですね~。