成績の良し悪しって脳ミソよりも性格で決まる？

友人の子どもたちに英語を教えてることは前に書いたけど、なんと生徒が4人になった（うちひとりはBeなんだけどね）。
小6のBeと、中1女子、中2男子、そして先週からなんと私の友人（オーバー40）が加わった。

友人はこれまで何度か英語を勉強したいという意思はあったものの、途中で挫折してなかなか続けられなかったので、この際子どもたちに交じってやりなおしたいという。
全員の実力とか経験とかはバーラバラなんだけど、とりあえず英検3級取得を目標としているので、わかっている人は復習と捉えてもらって、週に1度みんな一緒に教えている。

とりあえず、文法的なものは私が教えるとして、問題は単語力。
これは全て本人たちの努力にかかっている。
文法がわかっていても単語を知らなければ、ガソリンの入っていない自動車のような…具のない鍋のような…水や肥料のない家庭菜園のような…まぁなんでもいいんだけど、とにかく単語力がないと始まらない。

英検3級というのは、必須単語数が1200～1400語ぐらいらしいので、目標としては来年の夏休みぐらいに検定を受けさせるべく、1200語/15カ月＝1カ月80単語を暗記させることを目標に、毎週20単語の宿題を出している。
そして毎回、単語テストをやっているんだけど、これがね、性格がもろに出るんだよね。
今のところ、オーバー40女子はまだ余裕、中1女子は1週間でほぼ完璧にすべての単語を暗記（学校での休み時間にもやってるらしい）しているのに対し、中2男子とBeは1週間何もしないで、テスト直前にのみササーッとやるだけ。
当然、スペルの間違いとかがボロボロでてくるわけだけど、ふたりは性格がよく似ているもので…私がチクチクと嫌味を言ってもまったく効果なし。
まるでウサギとカメのウサギのような余裕だけど、もちろんウサギほどの実力さえない。
しかも、Beはノートを充実させることで満足する子だから、私が教えているときこまめにノートを取るのはいいけど、書いている間は話についてこれてないし…。

そう言えば、以前某英会話スクールのアメリカ人先生と話していたときに、「子どもに英語を教えるとき、1週間に何語ぐらい覚えさせるのがいいと思う？」ときかれたので「10語ぐらい？」と言うと、「私は、1語だけをしっかり覚えさせるぐらいのペースがいいと思うのよね」という答えが帰ってきた。
ま～それも有りなのかもだけど…

ひょんなことからTOEICを受けなきゃならなくなって大嫌いだった英語を1カ月みっちり勉強して900点を取った！なんて人がいて、その人が書いた本によると、「より短期で勉強する人ほど暗記上手」なんだとか。
記憶が新鮮なうちに強い刺激を脳に与える＝つまり繰り返し復習することで、時間をかけて勉強する人より格段に暗記力がアップするらしい。

久々にこの本を引っ張り出したら、やる気が湧いてきた！
あの問題児たちの単語テスト正解率が仮に50%としたら、20問じゃなく40問の宿題を出してみてはどうかな？
いつも待ち合わせに遅れてくる人に、30分ほど早い時間を伝えておくみたいな方法（あれっわかりにくい？）
そうすれば、20問はクリアできるんじゃないかなーなんて…。だめか…。
色んな意味で打たれ強い子たちなもので（図太いとも言う）点数悪くてもケロッとしてるんだよね…これが。
教える側としては、1年後にみんなで足並みそろえて合格！といきたいものなんだけど、はてさてどうしたものかと頭を抱えている今日この頃。
成績の良し悪しって、脳ミソの問題以前に、性格が深くかかわってくるんだということがよ～くわかった。
少人数でこれなんだから、学校の先生なんて本当に大変。
これに加えてモンスターペアレントなんていたら精神崩壊しても無理はないよね。