モノを借りることを簡単には考えている娘に説教…

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今朝、家を出る直前…

「ママ~、色エンピツがない~。今日必ず持ってきなさいって先生が…」
「色エンピツ?買ってやったやつが保育園に置いてあるやん。あれは?」
「Beちゃん、間違えて持って帰ったけど、探してもなかった。」
「はぁ~?なんで今頃言うと?遅刻するやん!」

そう言えば、昨夜、色エンピツがないとはボソッと言ってたのだけど、まさか保育園で今日使うやつだったなんて思いもしなかった。
家を出て、24時間営業のスーパーへ行こうと、いつもは通らない道に入ると…もの凄い渋滞に巻き込まれた。
イライライライラ…
このままでは会社に遅刻してしまう。
道を変え、少し遠回りをしながら、別の24時間営業のところへ。

駐車場に車を停め、急いで店内へ入ったが、24時間営業なのは食料品のフロアのみで、色エンピツを売っているフロアへのエスカレーター乗り口には柵がしてあった。
あぁ、仕方ない…そう言えば保育園のそばにコンビニがあったっけ。
売ってるかどうかはわからないけど、そこへ行ってみてなかったら諦めるしかない。
急いでそちらへ行ったが、運悪く、もうすぐ閉店してしまうのか店の商品は半分ぐらいしか残っておらず、色エンピツなんてどこにもない。

「Beちゃん、ここもなかったよ。仕方ないから先生に謝りなさい。」と言うと…
「ママ、先生にお手紙書けばいいやん。」と言いやがった。
色エンピツを持ってこれなかった言い訳だか、謝罪だか知らないけど、とにかく自分を悪く思われたくないのか、私に手紙を書けだなんて、一気に頭に血がのぼる。

「あんたね、なんで私が先生に手紙を書かないかんのよ!色エンピツを持って帰ってきたのも、なくしたのもあんたやろ!?人にお願いするのにそんな言い方おかしくない!?」

あぁ、この間「七つの習慣」を読んで反省したばかりなのに、つい迫力満点に怒ってしまった。
Beには手紙なんて絶対書かないと言ったのだけど、保育園へ着いて今朝の出来事を手短かに連絡用紙に書いておいた。
自分でも気になっていたのかな。

夜、保育園へお迎えに行ったときの第一声が、
「今日、色エンピツどうした?先生に怒られた?」
「今日は色エンピツ使わんかったよ!」と明るく答えたので、ホッとしたのだけど…

家に帰ってからBeが先生からの手紙を渡してきた。
「ずっと色鉛筆を持って来ていなかったようで、当たり前のように友達に借りていましたので、親まかせな子ども達に、就学前に忘れ物をするとどうなるのかを知らせ、自分でも意識を高めてもらおうと今回、少し厳しく注意させて頂きました。」

これを読み、またまた頭のてっぺんから湯気が出そうなくらいカーッとなった。
色エンピツを毎回お友達に借りていたなんて寝耳に水である。
しかも、問いただしてみると、そんなことをやってるのはクラスでBe…ただひとりなんだそうだ。
呆れて、怒鳴る気にもなれず、冷たい口調で指示。

「色エンピツが見つかるまで自分で探しなさい。私は絶対に新しいのは買わんけんね。」

泣きながら探しているのか、ズルズルと鼻水をすする音が聞こえてくる。
買わないなんて言ったけど、なかったら買わなきゃ先生に迷惑がかかるもんなぁ…かと言って、明日ももちろん仕事…朝から色エンピツを求めてさまよい歩くわけにもいかない。
30分ほど経つと、とぼとぼとBeがリビングへやって来た。

「色エンピツ、ありません。」
「ありませんじゃないやろ?見つかるまで探しなさいよ。おもちゃのとこにあるかもよ。ちゃんと探しなさい。」

押入れを指差すと、すっかり諦め顔のBeがまたとぼとぼと押入れのところへ。
すると5分も経たないうちに見つかった。
それから風呂に入り、じっくりと説明。

「Beちゃん…お友達のはね、お友達のお父さんとお母さんが一生懸命働いてもらったお金で買った色エンピツなんよ。困っている人を助けるのは大事やけど、あんたの場合は家にあるのに持って行ってなかっただけやろ?それなのになんであんたに貸さないかんわけ?借りたら返せばいいって思うかもしれんけど、色エンピツは使ったら先が丸くなるやろ?芯が減るから丸くなるとよ。その分はどうやって返すん?」

6歳児相手に、理解できてるのかどうだかわからないまま、消しゴムに例えたり、自分が同じことを友達にされたらどう思うかなど、視点を色々と変えながら説明した。
理解してくれかどうかはわからないけど、とにかく人にモノを借りることを簡単には考えて欲しくなくて、必死だったのだけど…

よくよく考えてみると、私もしょっちゅう教科書を借りたりしてた時代があったので、Beの気持ちがわからないでもないんだけどさ( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
でもでも、この「借りる」という行為は、殆どの場合、相手に何らかの損害を与えてしまったり、自分の人格を判断される材料にもなってしまう。
モノの貸し借りだけでなく、これが金銭になったときのことを考えると、人生を左右しかねない何らかのトラブルにだって巻き込まれてしまう可能性だってあると考えると、やっぱり力が入ってしまうんだよね。
しつこすぎたかもしれないけど、いつかきっとわかってくれる日が来る…そう信じて、ついつい怒鳴ってしまう私って…やっぱり学習できない人なんだなぁ。>七つの習慣

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. 初めてここのHPにたどり着きました。           1ページしか読んでいませんが、毎日毎日、私も同じようなことで怒りまくって、自分のことのような気持ちで読みました。                         なんだか心温まる内容で涙が出ました。         時間が取れたら過去の分まで読ませてください。

  2. 忘れ物ね。
    子供ってそげんあるもんね。
    まあ、色えんペツないけん保育園行かんって言うよりいいか。

  3. ああ~(^^;耳が痛い(笑)
    でもさ~ちゃんとした保育園だよね。
    そこまで考えてくれるトコって、今時なかなか無いみたいよ
    ほら。子供に注意したら、
    親が逆ギレして保育園に文句言ったりするみたいだからさ
    泣きながらでも、色鉛筆探したのね(^m^
    6歳にして悟ってるのね。
    ママは「買わない」と言ったら絶対に買わないって事(笑)

  4. kaoさん、本のことなんて気にしちゃいかんよ。
    ダメなことはダメといえる母の姿勢は大事ですよ。
    親子で話し合って…だなんてある意味幻想よ。
    時にはそういうやり方もあっていいとは思うけどね。
    その方法一辺倒で何でも解決しようとしたら、それこそ言い訳の上手な子に育つだけだよ。
    時と場合によって、しっかりしかったり、話し合ったり、褒めたり。
    押したり引いたりして、関わり続けて、親も子に育てられたりもしながら、お互いが自立してゆくんだと思うし。
    今回のことで、kaoさんもBeちゃんも良くがんばったと思います。

  5. kaoさんは、しっかりbeちゃんと向き合ってる。
    すごい、いいママだよね~。
    会社で一緒のときはそんな風には思いませんでしたが(笑 うそうそ、怒らないで~。kaoさんステキだけど、ママっていうイメージじゃなかったからね)私も見習いたい。
    自分が小さいころのこと思い出すと、怒れなくなることがあるの。
    母も同じ気持ちだったんだろうなぁ、ってふと思う。

  6. おはようございます。
    私も親に同じような気持ちを“何度も”与えてます(苦笑)
    思い返せばいろいろ馬鹿なことしてたなぁ(ワルではなくて馬鹿^^)。
    で今は父親、きっと私もチビ助から同じような気持ちを与えらるなぁ、何度も(笑)

  7. ::よっしーさん::
    初めまして。コメントありがとうございます。
    毎日毎日、こんなことばかり繰り返しています。
    怒鳴るたびに、「そこまで言わなくてもよかったんじゃないか?」と自己嫌悪に陥ることもしばしば。
    そんな風にして、親も子どもと共に成長していくんでしょうね。
    またコメントお待ちしております^^

  8. ::kspawsさん::
    まぁ、親も忘れん坊だから仕方ないですね。
    でも、私のようにはなって欲しくない・・・と思えば思うほど、叱り方もついきつくなってしまいます。

  9. ::tomokerock::
    そうそう、私のことを一番よくわかってるのがBeだからね。
    Beの保育園は何でもきちんとしていて、ほんと助かってるよ。
    いい加減なとこも多いからね。
    私もやり直すなら、そこの保育園からかな~なんて(笑)
    園児の親御さんも、OB&OGだったりするのよ。
    餅つきなんかの行事ごとに、元園児の親(もうおばあちゃんだけど)が毎年手伝いに来てくれたりするし。
    ほんと、暖かい保育園だわよ~。
    卒園するのが悲しいわ。

  10. ::banさん::
    そうだね~。
    理想はあくまでも理想であって、教科書どおりにいかないのが現実だもんね。
    そうは思いつつも、私ってBeのクラスの親御さんの誰よりも一番怖い母親のような気がするよ。
    見せないだけかもだけど、割とみんなやさしいんだよね。
    私なんて、子どもを叱ってるとは思えないほどの迫力で暴言を吐いちゃうもんだから、結構傷ついてるんじゃないかと反省することも多いよ。
    でもこんなことを繰り返しながら、私もだんだんと丸くなっていけるのかなぁ・・・

  11. ::海さん::
    >会社で一緒のときはそんな風には思いませんでしたが
    ヾ(@^▽^@)ノわはは
    確かに、母親的なイメージは全くなかったもんね~。
    出産して、子育てをして、少しずつ母親になっていってるんだと思う。
    まだまだこれからだけど、やっと立派な母親になれたころにはおばあさんかも~(既にオバサンの域には達しております)。
    私は自分の子どもの頃のことはあまり思い出さないけど、母親からはあまり叱られた記憶がないんだよね。
    そのせいで、好き放題やれたんだと思うけど、そんな生き方をしてたら大人になって苦労するんで、やっぱり子どもの頃の経験って大切だなぁとしみじみ思っています。

  12. ::ゆったり人さん::
    >ワルではなくて馬鹿^^
    そうそう、私もですよ~。
    自分でつくづく馬鹿だったな~と思います。
    親から見て本当に危なっかしい子どもだったけど、あいそ尽かさないで、育ててくれて感謝です。
    輪廻転生みたいなもんですよね。
    自分が親に心配かけた分、子どもからも心配を掛けられるんじゃないかな~と、今からドキドキですよ~。