言葉を少し変えるだけで相手も変わる

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我が家は食材の宅配サービスを取っている。
週に1~2回、注文するのだけど、配達日には玄関横に食材を入れた発泡スチロールの箱が置いてある。
母が学童へBeを迎えに行った後、我が家へ来て食材を冷蔵庫へ入れてくれるので、暑い日が多い最近は本当に助かっている。

つい2日前も、いつものように冷蔵庫に入れてくれていた。
夕飯の支度をしながら、冷蔵庫を覗くと何か足りない気がしたが、気のせいだろうと納品書も確認せずにそのままにしていた。
で、今日、その発泡スチロールの箱を別の場所に移動しようとしたとき、何気なく蓋を開いてみたところ、中から異様なニオイがしてきた。
えっ!?
慌てて中のビニールや保冷剤をどけてみると、一番下に、子持ちししゃもの入ったパックが…

これが異様なニオイの原因だということがすぐにわかった。
見落として、冷蔵庫へ入れるのを忘れたんだろう。
も~お母さんったら!
ちゃんと下まで確認しないから!
なんて、少しムカムカ。

その時、母はBeをお風呂に入れてくれていた。
私は、子持ちししゃもをすぐに捨てずに、キッチンの見えやすい場所に置き、考えた。
これを見て、母は何と言うだろう。
そして私は、何と言ってやろうか。

そんなことを考えていると、お風呂から、2人の楽しそうな歌声が聞こえてきた。
その声を聞いていたら、だんだんと…たったこれくらいのことで目くじらを立てた自分が情けなくなり…子持ちししゃもをビニールに入れゴミ箱に捨てた。

そして、母がお風呂から上がってきたときにこう言った。

「お母さん、この間届いた宅配の箱の中に、子持ちししゃもが残っとったよ。今度から一番下まで見といてね。」

すると母は、
「あぁ…」と残念そうな顔をし、

「はいっ、わかりました。」と言った。

いつもの私たちであれば、
「お母さん!子持ちししゃもが入っとったのに!ちゃんと見てなかったろう?!腐っとったよ!!!」

「そげんとわからんよ!あんたが注文したのを確認せんけんやろ!?」
なんて、喧嘩口調の会話になっていただろう。

売り言葉に買い言葉、私たち親子の会話はいつもこんな感じなのだけど、少し言葉を変えるだけでこうも変わるものなんだよね。
相手が誰であってもきっと同じこと。
私がもっと大人にならなくちゃと思う出来事だった。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. おーーーーだいぶ成長したね。(^_^)v
    争いはお互いの言葉とわがままで始まる。
    言わなければ喧嘩にゃならん。
    静かに言われたほうが喧嘩腰に言うより
    相手にはこたえる。
    俺なんて、ご飯、風呂、寝る、しか言わんから絶対に喧嘩にゃならん。

  2. 物は言いよう。
    本当にそうですね。
    わかっちゃ~いるけど・・・が、人間の甘さ。
    なかなかそれを貫き通せないから、嫌な思いをしてまたひとつ学ぶ。う~ん、人生って面白い!!・・・なんて思いました。

  3. ::kspawsさん::
    成長しましたかね?
    そうそう、余計なこと言わなきゃ、何も起きないんですよね。
    それがわかっていても、ムカムカ~っときたら考える前に口に出る私。
    このとき母がお風呂に入っていたら、いつものようにケンカ腰だったと思います。
    それにしてもオイチャン・・・
    ご飯、風呂、寝る
    これはちょっと寂しいわぁ・・・

  4. ::ななままさん::
    他人が相手だとガマンできることも、身内だとついつい本音が出てしまいますよね。
    子どもを見てもらってるのも、当たり前に思いがちで、大人げない自分に嫌気がさすこともしばしば。
    まぁ、人間は学ぶためにこの世に生を受けたのだから、のらりくらりと学習して、死ぬときにはもう少しましな人になってたらな~なんて思っています。