年を取ると本当に丸くなるのか?私の場合は体だけだった件

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年を取ると丸くなる…と言うけれど、少なくとも私は年を重ねるにつれて丸くなるどころか、小さなことに腹を立てることが増えた。

最近ファミリーマートの『バニラクリームサンドクラッカー』がお気に入りで、これだけを買いにファミマに行くことがある。
(ちなみに去年はアルフォートのメープル味にハマったせいで激太りした)

先日、いつものように職場近くのファミマに行き、陳列棚でこのお菓子を見つけた。
それまで何度か購入したことはあったものの、値段はあまり意識していなかった…が、改めてふと値段に目をやると『100円』と書いてあった。

税込なのか税別なのかまでは確認しなかったが、棚から2個取ってレジで支払いを済ませて店を出たときに、ふと気がづいた。

キャッシュレス決済の履歴を確認したところ236円となっている。

2個だから200円か216円のはず…いや、待てよ…食品は消費税8%のはずだけど、もし10%が加算されていたとしても220円になるので、どう考えてもおかしい。

どうしても気になってしまい、店舗に引き返して陳列棚へ行って確認すると、確かに『バニラクリームサンドクラッカー100円(税別)』となっている。

これは納得いかない。

お金が惜しいとかそんなことではなく、誤った金額が記載してあるのが気になって、見過ごすことができなかった。

私が支払いをしたレジのお姉さんに、表示されている金額と支払った金額が違うということを伝えると、レジの履歴と陳列棚の値段を確認して、表示金額が間違えていることを認めて謝罪したあと、「返品されますか?」と聞いてきた。

いやいや、返品って…そうじゃなくて、誤った表示を正してほしかっただけなので断って店をでた。

小さなことだけど私はやりきった気持ちですっきりしていた。

しかしその翌週、再びそのファミマに『バニラクリームサンドクラッカー』を買いに行って陳列棚を見たとき、衝撃が走った。

値段が『100円』のまま、訂正されていなかった。
かなり動揺してしまった。
あり得ない。
頭にきた。
なんで?
もう1度指摘して、顔を覚えられてしまったら、行きにくくなってしまう。
でも納得できない。
もうこの店舗では2度と買わないと心に決めた。
絶対に。

 

83歳になる私の母は、定期的に地域の廃品回収に古新聞などを出していたが、1年ほど前からごみとして捨てるようになった。

廃品回収の人たちに持っていってもらうために玄関前に出していたのに、1部だけ持っていって残りはそのまま置き去りになっていたそう。

それがかなり腹立たしかったらしく、もう二度と廃品回収には出さないと決めたらしい。

数日前の回覧板で廃品回収のお知らせを見た母は、去年の怒りが再燃したらしく、再び一連の出来事を私に説明し今後も絶対に廃品回収を利用することはないと言った。

 

私がファミマに行かなくても、母が廃品回収を利用しなくても、困る人は1人もいないというのがミソで、怒りの沸点の持っていき場がないために、「行ってあげない」「利用してあげない」等、一見相手にダメージを与えている風で実はダメージを受けてしまうのは自分自身だけだったりする。
苦情を言って自分たちの納得のいく結果が得られたとしても、『クレーマー』とか『口うるさい人』の烙印を押されてしまう可能性がある。
悪いことをした覚えは一切ないのに、そんな不条理な結末だけはできるだけ避けたい。

結果、相手にダメージを与えていると脳に勘違いさせることで自身を納得させるという荒技を身に着けた。

長く生きてきた分、若い人よりも怒りのスイッチのカテゴリーが多すぎて、無意識にスイッチがオンになっていることも日常茶飯事だ。
年齢を重ねて体力や記憶力が落ちても、そのスイッチだけは意外としっかり残っていたりする。

周囲の人には丸くなったように見えても、実のところ心の中は、鋭角にとんがった状態の中年やお年寄りは絶対に多いと思う。
そうやって今後も自分を正当化しながら、体だけ丸くなった中年女性でいようと思う。
(※写真のお菓子は、別のファミマで買いました)

いつもありがとうございます。
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