兵庫・尼崎で電車脱線事故

２５日午前９時２０分ごろ、兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線塚口―尼崎駅間の第１新横枕踏切の手前で、宝塚発同志社前行き快速電車の車両７両のうち４両が脱線、１～４両目が線路脇にはみ出し、１、２両目はマンションに激突、大破した。（読売新聞）

絶対に起きてはならない事故が起きてしまった。
まだ列車内に閉じ込められた人がおり、今も尚、救出活動が続いているが、時間の経過とともに死傷者の数が増えている。
昼過ぎのテレビで事故現場からの中継では、周辺にはものすごい数の人がいるにもかかわらず、実際に救助活動をしている人たちはほんの一握りであった。

画面の片隅で、カメラを肩に担いだテレビ局のカメラマンらしき男女が目にとまったのだが、なんとこの現場で談笑しているように見えた。
女性カメラマンの笑顔が信じらず、今も頭から離れない。

私は以前、塚口駅前に１年ほど住んでいたことがあり、この福知山線で毎日通勤していたため、なんとも他人事ではない。
この事故の原因はまだわかっていないが、前駅（伊丹）でのオーバーランが起きており、その後もいつもより早いスピードで走っていたところを考えるとスピードの出しすぎという見方が濃厚だが、その他の可能性として気になる記事を見つけた。

ＪＲ西日本は会見を開き、「線路に残った石が砕けたような跡から見て、置き石の可能性が高い」と強調した。
私が調べたところ、この事故列車の６分前に他の列車が通過している。
人の目につきやすい時間帯に線路わきのフェンスを乗り越え石を置いたことになるのだが、可能性としてはかなり低いのではないか。
単なるＪＲ西日本の責任逃れのように思ってしまう。
２３歳の運転手は重体のようだが、真相解明のために絶対に生還してほしいと強く願う。