いじめと殺害予告とはるかぜちゃん

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 ツイッター上で殺害予告を受けた人気子役の「はるかぜちゃん」こと春名風花(11)さんが警察に通報したことを後悔している。
11月1日、春名さんはツイッター上に「はるかぜちゃんをナイフで滅多刺しにしてドラム缶にセメント詰めて殺したい」という書き込みを発見。春名さんは子どものネット使用規制が進むことを避けたいと通報することをためらっていたが、家族と相談し、11月2日、神奈川県警へ通報した。
通報後、春名さんには「ガキがTwitterなんてやるからこんな事になるんだよ」など、子どもがネットをすることに対して批判が殺到した。Yahoo!ニュース


ネットの世界って大人にとっても危険なことだらけ。
それなのにやめられないのは、便利だということはもちろん、フェイスブックやツイッターなどの普及に見られるように、誰かとつながっていたいとか(悩み・自慢・訴えなどその他いっぱい)発言をしたいからかな。
私もその中のひとり。
そして、はるかぜちゃんもそうなんだと思う。
子どもにしては大人びた発言をするので、何度かテレビ番組で、「それは本当にあなたが考えたの?」などと怪訝な表情をしながら訊ねる共演者がいた。
見ていて少々イラッとした。
大人でもドキッとするような核心をついた彼女の発言内容は、きっと他にも同じように考えている子どもがいても不思議ではなく…ただ、彼女の場合は言葉を使った表現力が飛びぬけているだけなんだと思う。

ただし我が家の小学6年生は、極端にボキャブラリーが少ないため、はるかぜちゃんのような素晴らしい表現はできませんがww
子どもがネットをすることに賛成か、反対か…
こればっかりは、よくわからないけど、人によるんだと思う。
例えば、小学6年生の子どもを相手に殺人予告をするようなバカタレは、大人であってもネットをするべきではないし(たぶんリアル社会で相手にされないからこんなことをやるんだと思う)、ネットの危険性を理解した上で節度ある使い方をするのであれば、子どもでもやっていいと思う。
それと…今回の件を、批判する人もどうかと。
乙武氏のツイート…私もその通りだと思う。

その「ネチケット」とやらを守れているのに「小学生だからダメ」というのは、大人が子どもに生意気な発言をさせたくないがための後付けの理由でしかないような気がする。
やっと弱みを見つけたからって、すぐに鬼の首を取ったように批判する人たち…これも立派ないじめじゃないか。
そんな人たちに、ぜひともこれを読んでいただきたい。

いじめている君へ
君、想像したことある?
ぼくは小学6年生です。タレントだけど、ふつうの女の子です。
今から書く言葉は君には届かないかもしれない。だって、いじめてる子は、自分がいじめっ子だなんて思っていないから。
いじめがばれた時、いじめっ子が口をそろえて「じぶんはいじめてない」って言うのは、大人が言う保身のためだけじゃなく、その子の正直な気持ちじゃないかなと思います。
ただ遊んでいるだけなんだよね。自分より弱いおもちゃで。相手を人間だと思ってたら、いじめなんてできないよね。感情のおもむくままに、醜悪なゲームで遊んでいるんだもんね。
ぼくもツイッターでよく死ねとか消えろとかブスとかウザいとか言われます。顔が見えないから体は傷つかないけど、匿名なぶん、言葉のナイフは鋭いです。
ぼくだけでなく、時には家族を傷つけられることもある。涙が出ないくらい苦しくて、死にたくなる日もあります。
けれどぼくは、ぼくがいくら泣こうが、本当に自殺しようが、その人たちが何も感じないことを知っている。いじめられた子が苦しんで、泣いて、死んでも、いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる。いじめは、いじめた人には「どうでもいいこと」なんです。
いじめを止めるのは、残念ながらいじめられた子の死ではありません。その子が死んでも、また他の子でいじめは続く。いじめは、いじめる子に想像力を持ってもらうことでしか止まらない。
いじめゲームをしている君へ。
あのね。キモい死ねと連日ネットで言われるぼくが生まれた日、パパとママはうれしくて、命にかえても守りたいと思って、ぼくがかわいくて、すごく泣いたらしいですよ。この子に出会うために生きてきたんだって思えるくらい幸せだったんだって。それは、ぼくが生意気になった今でも変わらないそうですよ。
想像してください。君があざ笑った子がはじめて立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、うれしくて泣いたり笑ったりした人たちの姿を。君がキモいウザいと思った人を、世界中の誰よりも、じぶんの命にかえても、愛している人たちのことを。
そして、その人たちと同じように笑ったり泣いたりして君を育ててきた、君のお父さんやお母さんが、今の君を見てどう思うのか。
それは、君のちっぽけな優越感と引き換えに失ってもいいものなのか。いま一度、考えてみてください。
(はるな・ふうか=タレント)

いつもありがとうございます。
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コメント

  1. やりきれない事が多すぎますよね。
    みんなが産まれた瞬間から子ども時代を過ぎ大人になっていく。
    子ども時代にどんな風に育ってきたかが大きく関わるとは思っていても、今の社会では好転しないのか・・・。
    我が子も含め、子どもたちに関わる仕事をしていて心が苦しくてたまらなくなる事が度々あります。
    大人だから、子どもだから って以前の、心に育っているべき相手を思いやる気持ちや相手の事を創造するっていう力の未熟さが、無限ループになってるんですよね、

  2. ×創造→○想像 でした – -;

  3. ::かあちゃん::
    こんばんは。
    みんな子ども時代を経験し、傷つけあったり反発したり、いろんなことを経験しながら成長するものですよね。
    有名人に中傷のツイートをする人たちを見ると、以前は、気に入らないならフォローしなければいいのに…と思っていたんですが、よく観察(?)してみると、決まって成長しきれていない弱い人ばかりで、誰からも相手にされない「かまってちゃん」のようです。
    面と向かっては言えないから、自身の心の闇をネットにさらけ出し、有名人を罵倒することで注目されたい…そんなことでしか自分を表現できないかわいそうな人たち。
    他人を傷つけて自分が優位に立ちたい…それこそが、いじめの本質のような気がします。
    いつの時代もいじめは存在するものですが、特に有名人ともなると、一方的な嫌がらせを不特定多数の人たちから受けてしまうのは仕方ないのかもしれませんね、今の時代は。
    つい2時間ほど前のはるかぜちゃんのツイートで、【はるかぜちゃんの野望NEW!】のひとつに、「小さい子が安心してネットを使える、やさしい世の中にする(ω)」とありました。
    そんなやさしい子がどんどん増えるといいですね。