運転中のイライラは事故の元 娘の方が大人だった話

車を運転すると本性が出る人がいる。
私もそのひとりかもしれない。

毎朝、車で娘を保育園に送り届けそれから会社へ向かっている時、前の車がノロノロ運転だったりすると途端にイライラが始まり、つい娘がいることを忘れてひどいことを言ったりすることがある。

ある日、すぐ前の車が対向車を右折させようと止まってあげていたのだが、別の車線の車が止まってくれないためにタイミングがつかめないのかなかなか曲がれず立ち往生していた。

少し車の頭を出してあげれば止まってくれるであろうに…と、朝の急いでいる時間でもあったためか、またいつもの私のイライラが始まり、無意識にぽろり。

「もぉ～～早く曲がってよ！」

すると、娘が言った。

「あのおじさん疲れてるんじゃない？」

その瞬間ハッと我に返り、娘の大人びた解釈の仕方に感動する一方で余裕のない自分のひとことに反省しきり。

「そうねぇ…疲れてるのかもね」

そう考えると、少し待ってあげられるようになった。
焦りと怒りは事故のもと。
これからはもっと心に余裕を持とう。