2泊3日で岩手へ 陸前高田〜大船渡へ

翌日、2tトラック1台、軽トラック1台、ワゴン車2台、乗用車5台で被災地へ向かった。
大きな地震があったとは思えないような平和な内陸を出て、被災地に近づくにつれて緊張してきた。
地震の形跡を目にするたびに目が離せなくなり・・・よそ見をしながらハンドルを握る私に非難集中。

震災後に発行された地図で浸水区域とされる地点に入った途端、あちらこちらにグチャグチャになった車や壁が剥がれ落ち窓ガラスが割れた空家の数々・・・。
コンテナのようなものにつくられた臨時の携帯ショップや、4t車ぐらいの大きな移動式ほか弁屋・・・それから間もなく、目の前がぱっとひらけた。

テレビで何度も見た、陸前高田。
運転手だったので残念ながら写真は3枚しか撮れなかった。
かろうじて残っているホテルらしき建物やマンションは、津波に浸かったところはもうボロボロで、浸からなかったその上の部屋は普通に窓にカーテンが下がっていたりする。
現地の方曰く、今は緑が生い茂っているので5ヵ月前とは全く違う景色になってるのだそう。
それでも、この風景を目にしたら言葉を失う。

写真を撮ったあたりはまだ普通に車を走らせられたが、もっと海岸よりの道はボコボコで、積んできた荷物が崩れ落ちそうだった。

それから私たちは大船渡の中学校へ向かった。