娘は高校2年生の夏から10カ月間留学をし、帰国すると高校3年生になっていた。
留学して帰ってくると再び留学前の学年になってしまう学校も多いのだそうで、同級生たちと卒業できるから良かった半面、娘曰く英語以外の学力は落ちているので進学に向けての受験勉強が間に合わない…とのこと。
それでも奨学金で大学へ行くので、できれば公立が良いよね…なんて話していて、私が以前から目をつけてすすめていた大学を受けることになった。
普通に受験して受かるのは厳しいけれど、英語のAO入試だったら大丈夫なんじゃないかと思っていた。
AO入試とは、学校の受け入れ方針に従って、成績や志望理由などを書類や面接で総合的に評価する入試制度で、他の科目の学力は落ちてしまったけど、英語に力を入れている学校は多いので、何とかなるはず。
とは言え、一抹の不安もあった。
娘の高校から、その公立大学へ進学した実績がまったくないらしく、娘の担任は少し不安そうだったが、その大学の前年のAO入試の倍率は2倍だったし、娘は作文や面接が割と得意なので何とかなるでしょ…と軽く見ていた。
帰国してすぐに英検やTOEICを受けさせてAO入試の受験資格を得たときには、私はなぜかもう半分受かったつもりでいた。
こんな呑気な母親なもので、事前準備なんて一切させていなかった。
入試が、こんな内容で審査されるとはわかっていたのに…
1. 講義を受けてレポートを書く
2. グループディスカッション
3. 面接
で、試験から帰ってきた娘に感想を聞くと…
「違う人種の子ばっかりやった!」⇐人種って、日本人なんだけどね…
みーんな優等生風で、自分とか周囲の友だちにもいないタイプの子ばかりだったらしい。
講義では、レポートを書き終わらない状態で時間切れになってしまい…
次のグループディスカッションが更に問題だった。
与えられたテーマについて話し合うんだよね?ぐらいにしか思っていなかったのだけど…
グループディスカッションが始まるや否や、受験生の1人が手を挙げて「私が議長をしますので、どなたかタイムキーパーをして頂けませんか」との声に娘が咄嗟に反応し、「やります」と言ったんだそうな…
そんなこと、やったことないのに。
娘曰く、議長をやった子は、学校とかで練習してきた感じやった~。
テーマは、海外から日本にやってくる労働者についてみたいな感じで、知らない難しい単語が出てきてビビって、「…で、こんな問題が発生すると思うんですが、◯さんは、その問題についてどう思われますか?」なんて、いきなり振ってこられたりしたのだそう。
とにかく、あんなレベルの人たちがいる学校…友だちもできそうにないみたいなことをいっていた。
高3で英検準1級とかTOEIC640点以上の人たちなので、留学なしでそのレベルに達しているとしたらセンター試験を受けて入学する人たちよりも優等生であることは間違いなく、学生全員がそんな優等生ではないはず…
とは言え、入試での出来事を聞いた感じでは、あっ…落ちたな…と思ったけれど、結果を見た娘は、7人の受験者の中で納得の2名が受かったのがわかり、やっぱりね〜なんて言いながらケロっとしていた(ちなみにディスカッションで議長をやった子は受かっていた)
それが10月中旬から11月にかけての出来事。
その大学に合格するつもりでいたので、落ちた場合の想定はしていなかった。
さて、どうしよう。
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