「可愛い子には旅をさせよ」は所詮他人事

Beがこのところ、やたらと海外旅行に行きたいと言う。
私はまったくその気にはなれないんだけど。

先日、このブログの旅行カテゴリの過去ログをふと読んでみたら、へぇ、こんなことがあったんだ…と初めて他人の旅行記を読むような感覚だった。

不思議なことに、書くまでは覚えていたんだろうけど、ブログに吐き出したことで細かいことは忘れてしまっているらしい。

それでも自身が経験したことが、大きな事故や犯罪などに巻き込まれることなく、今平和に暮らせていることが奇跡に感じるほど危なっかしいものだっただけに、我が子には同じような経験は絶対にさせたくないというのが本音。

十代のころ、海外へ行きたいという私に、母は…

「何を夢のようなことば言いようとね！？」と全く取り合ってはくれなかった。

その数年後、｢面白くなかったら、すぐに帰ってくるから。｣と母に告げ、その翌日にアメリカへ飛びたった。
なんだよ～面白くなかったらって…

とにかく日本を出なくちゃ、就職でもしてしまったら行けなくなってしまう！ってな感じで、焦りがあったんんだと思う。

とりあえずアメリカがどんなところなのか、自分の目で見てみたかった。
でも、Beが同じことをしたら、間違いなく私はダッシュで追っかけて行くと思う。
若いころ、散々やんちゃした人に限って、自分の子には同じ道を辿ってほしくないということが多いようで…私も例外ではないらしい。

中学生になってやっと携帯電話を買ってもらった子が、それまでの欲求を全て晴らすかのように、携帯命みたいに肌身離さずメールをしまくっていて…、反してもっと小さなころから携帯を持っている子は意外にそれほど携帯に夢中になることはないのと同じように…
とりあえず一度海外へ行ってしまえば、彼女の欲求も少しはおさまるんだろうか…と考える今日この頃。

Beが一番行きたいところはフランスのパリ。
私はパリには全く興味なく、できることならペルーに行きたい。
あぁ…大金をはたいて興味のないところに行くなんて…いやだーーー。
まだまだ実現しそうにない海外旅行。
とりあえず、韓国で美味しい焼肉を…なんてところで勘弁してくれないかなぁ。