「ブラックジャック」と言えば、多くの人が手塚治虫原作のマンガを思い浮かべると思うけど、私が夢中になっているのは、21を超えない範囲でディーラーの合計数よりも大きかったら勝ちという単純なカードゲーム。
1998年にたまたま訪れたラスベガスで、現地の人にやり方を教えてもらってから面白くなりプレイするようになった。
その頃は、「勝つための戦略」などを全く知らなかったため、ただ単に勘だけでやっていたのだけど、毎日かなり長時間(最長で連続17時間)プレイしていたので、ピットボス(カジノの各テーブルでのプレイ状況や客、ディーラーの様子を監視する人)の中には私を警戒している人もいた。
色々あって3ヶ月間の滞在で、最終的には日本円で10万円ぐらいの負けだった。
それから、ニューヨークへ行き、たまたま紀伊国屋書店で「ブラックジャック必勝法」という本を見付けて何となく運命的な気がして即購入。
その後ヨーロッパへ向かい、飛行機や列車の中で熟読し…そして決心した。
「絶対、プロのギャンブラーになる!」…大笑いしている人もいるかもしれないけど、私は本気だった。
極端な話、記憶力さえあれば大勝ちできるのがブラックジャックだ。
トム・クルーズ主演の映画『レインマン』で、自閉症のレイモンド(ダスティン・ホフマン)がラスベガスでブラックジャックで勝って大金を手にするシーンがある。
あのように記憶力があれば何の不正もなく、ほぼ確実に儲けられるのである。
ただ、そんなことはよほどの天才でない限り不可能に近いこと。
実際にプロと呼ばれる人たちは、これまで出たカードを特殊な方法でカウントして、次に10が出る確率を計算し、自分の持ちカードと、1枚だけ見えているディーラーのカードの組み合わせで最も高い確率で勝てる“手”で勝負をする。
このやり方を覚えることはそれなりに大変だけど、これなら私にも可能性があると思った。
いつか娘が私の元を旅立ったら、世界中のカジノ巡りをするのもいいかな。
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