兄の借金問題…部屋は心の表れ

少しずつ落ち着いてきたかな…と思っていた余震が、また頻繁に起きだした。
回数的にはそれほど変わらないが、体に感じることが増えてきた。
昨日の久々の大きな余震（震度３～４）が起きたとき、ちょうど私は兄の借金のことを知ってショックを受けた直後だったため、皮肉にも自分の感情の起伏と比例しているような気がした。

実家に住んでいたとき、よく自分の部屋を散らかして母に叱られた。
母に「あんたの部屋は、あんたの心の表れよ！」と言われ、そのときは大して気にもとめなかったが、最近その意味がよくわかるようになった。
心が健康なときは部屋をキレイに保つことが出来ているが、心が乱れているときは確かに部屋が散らかってしまう。

昨日行った兄の家はゴミ貯めそのものだった。
義姉は２０年以上も専業主婦をしているのに家事をしない人で、掃除をしないのはもちろん、食事もでき合いのものばかりだと兄がぼやいたことがあった。
「じゃあ、兄ちゃんが掃除すればいいやん」と言うと、自分は本当はキレイ好きだが外で働いているので掃除は俺の仕事じゃないから…と兄が言った。

兄一家は年に数回うちの実家へ来て、みんなで酒を飲んだり食事をしたりするのだが、義姉はこれまで一度もうちで料理の手伝いはもちろん、後片付けや皿洗いさえもしたことがない。
母や私が忙しそうに働いていても、知らぬふりでテレビを観ている。
末っ子が気分が悪くなってテーブルの上に吐いてしまったときも、その後片付けさえもしなかった人である。

そんなだらしない義姉と優柔不断な兄が『できちゃった結婚』をしたことが、兄夫婦の悲惨な現状を生み出したのではないかと私は思う。
お互いのマイナス部分を補っていくことが出来るのが『夫婦』だと思っているからだ。

夫がどんなに借金で苦しみ仕事をかけもちして夜中の２時まで働いても家でのんびりしていた妻、歩いて１０分のところにスーパーがあるというのに、夕方、夫が昼間の仕事を終えて帰宅するのを待ち車で買い物に連れて行ってもらう妻、これが夫の負担にならない筈はない。
うちの母は何も言わない人なので、小姑の私がついつい愚痴をこぼしたくなってしまう。
これまで本人には何も言ったことがなかったが、昨日は多少言わせて頂いた。

「あんたたちの家は人間の住むところじゃない」と。

『部屋は心の表れ』とはよく言ったものだ。
うちの部屋も今少し散らかっている。
平常心を取り戻すために、明日は掃除に励もう。