今日、夜の9時半過ぎに電話が鳴った。
出ると、男性の声で、私の兄と連絡を取ってくれないかとのこと。
○○ファイナンスの人だった。
1年半ほど前、兄が私のところへ頻繁にお金を借りに来るようになった。
3万とか5万ぐらいの金額で、返すのはだいたい2週間後。
おかしいなぁと思いながらも貸していたのだが、あるとき、返済の翌週にまたすぐに借りに来たことがあった。
それで兄に問いただしたところ、20代のころに事業に失敗し出来た借金が膨らんで、へんなところからお金を借りているとのこと。
金額は二百数十万だったが、利息が高いために自転車操業を繰り返していた。
なんとかしなければ…という思いから、母に相談し、兄夫婦に毎月の給料と生活費や借金を書き出させた。
義姉は結婚してからの20年間、一度も働いていなかったがこれからは家計のために働くこと、パチンコはしないことなどをを約束させ、年金暮らしの母が150万円、母子家庭の私が残りを工面した。
すべてが終わったのは去年の3月のこと。
それからは毎月、5万円ずつ返済してもらっていたので、安心していたのだが、今日の電話で奈落の底へつき落とされた気がした。
借金は他にもあったのだ。
携帯にも家にも電話するが出ないので、娘を連れて10時過ぎに兄のマンションへ。
チャイムを鳴らしても出てこない。
少し待っていると、同じマンションの住人が帰ってきたのでオートロックの玄関が開いたすきに入って、兄のドアの前へ。
またまたチャイムを鳴らしても、ドンドン叩いても出ない。
娘と大声で呼ぶと、寝ていたらしい長男が起きてきて、慌てて開けてくれた。
部屋の中はまるでたった今大きな地震があったかのように物が散乱しており、居間に兄夫婦がいた。
1時間半ほど思い切り言いたいことを怒鳴った。
怒鳴っても怒鳴っても気が済まず、兄夫婦は黙って下を向いているだけ。
3月末に返せなかったお金は20万円+半年で利息が7万円もついていた。
それと毎月元金10万円に対して3万5千円の利息をつけて返しては借りるということを続けているらしかった。
違法だが、まともなところで借りれないので仕方なかったのだろう。
その他にも数社から借金があり、本人は総額もよく把握していなかった。
借金をする人は、何度もその過ちを繰り返してしまうと言うが、それが身内にいると思うだけで悔しかった。
兄はやさしい人で、決して悪いことはできないお人よしであるが、シビアな目で見ると、優柔不断で自分自身に対して一番やさしいのかもしれない。
兄妹なので助けたい気持ちはあるが、その癖が治らないなら意味がない。
私が独り身だったらなんとか出来るかもしれないが、私には娘を守る義務がある。
どうしたものか…今夜は眠れそうになく、治らない風邪が更に悪化しそうだ。
エイプリルフールの悪い冗談だと思いたい。
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