考えても考えても答えが出ない『質問の本』

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昔、『質問の本』という本を持っていた。
グレゴリー・ストックという人が書いた、森瑶子翻訳の『質問』しか書いていない本。
出産前に自宅にあった大量の本を全て売り払ってしまったため今はもう持っていないが、時々、なんとなくその本を思い出すことがある。

質問ばかりが並べられた本であったが、私はその質問にひとつも答えられなかった。
その内容を具体的には覚えていないが、殆どがこんな感じの質問であった。

『愛する家族にあなたが今後一生会わなければ、アフリカで飢餓に苦しむ子供たち20人の命を救うことができるとしたらどうしますか?また、あなたはその子供たちには会うことがなく、あなたが子供たちの命を救ったことは誰にも知られないとしたらどうですか?』

『あなたがこれから一生セックスをしなければ、どこかの見知らぬ国で起きている戦争を止められるとしたら、あなたはどうしますか?』

こんな質問が、217問も続く本である。
何度も本を開いては前に進めず、すぐに閉じてしまった。
どんなキレイごとを並べても自己中心的な答えしか出せない自分を改めて思い知らされ、結局、全ての質問に目を通すことはできなかった。
あなたは、答えられますか?

いつもありがとうございます。
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コメント

  1. 今度質問だらけの本貸してちょ(^^)

  2. 古本屋で売っちゃったんだよー。
    文中のタイトルをクリックして、アマゾンで買いなはれ。