窓からのぞく人

スポンサーリンク

今朝、学校へ行く直前にBeがこんなことを言い出した。

「ママに言ってない秘密があるんやけど。」

「えっ?なに?」

「あのね、きのうBeちゃんとママがベッドで寝ようときに、ばぁばが窓からBeちゃんたちを見よったと。」

「はぁ?そんな時間にばぁばが来るわけないやん。」

「本当に窓の外から見よったとよ。」

「ママはその時、起きとった?」

「うん、本読みよった。」

「本当にばぁばやったん?」

「うん、そうよ。ばぁばやったよ。」

「それで、Beちゃんはばぁばと話をした?」

「してないけど、目が合ったら、ばぁばがこんな顔した。」
と、鼻の下をのばして変な顔をしてみせる。

おかしい・・・そんなわけはない。
昨夜、間違いなく母は家に帰ったはずだし、我が家までまた戻ってきて、うちへ入らないで窓から覗いていたなんてこと…あり得ない。

「で、ばぁばは、どんな格好しとった?」

「あのね、タオルをね頭にこんな風に…」と、ほっかむりをしてるようなしぐさ。

背筋にゾゾゾ~~~ッと寒気が走った。
Beを送り出してから、急いで実家に電話をした。
母に昨夜、我が家へ来たのか確認するが、来ていないという。
そして母に、Beから聞いたことを全て話したところ…母は、自分がもうすぐ死ぬんじゃないかと言い出した。
よく死ぬ直前の人が、家族や気になる人のところへ現れたり、枕元に立ったりすることを思い浮かべたらしい。

「そんなわけないやん!たぶん、1階の友達が来たのかもしれんね。」

話を終えると、次は一階の友人に電話をした。

「もしかして、昨日の夜、うちに来た?」

「来てないよ~。」

やっぱり彼女でもない。
本当に怖くなってきた。

昨夜のことをよく考える。
私たちの寝室は玄関前の廊下に面していて、窓には格子があるのと、その外側に母がすだれをかけて目隠しをしている。
それで、夏の間は窓を開けたまま寝ることが何度かあり、昨夜も開けたままではあった。

でも最近は寝る前に本を読むことの多い私は、ベッドサイドのライトをつけることで外から部屋の中が見えてしまうのでカーテンは閉めていた。

いつの間にか眠った私が暑さで目が覚めたとき…なぜだかベッドの上ではなく、窓の下の床の上。
暑~い…と、カーテンを開け、お茶を飲みにリビングへ行くと、Beも目が覚めたらしく、一緒に寝ようと私を呼ぶ。
そのときの時間は確か、3時50分ごろ。
ベッドに戻ったものの眠れなくなった私はまた本を読むことに。
このとき、さきほどのカーテンは開けたまま。
誰かが本当に窓から覗いていたとすれば、間違いなく、このときである。
眠りにつくまで、2度ほど新聞配達員と思われる人の足音を聴いたが、我が家の前で足音が止まることはなかった。

だいたい、ばぁばにしても、新聞配達員にしても、ほっかむりをしていること自体がおかしすぎる。
泥棒?ほっかむりをした泥棒なんて、古風すぎるし、別に家の中まで入ってきたわけでもない。
考えれば考えるほど、わけがわからなくなった。
きっと…夢でも見たんやろうね。
そんなことで、今回の一件を無理矢理片付けたものの、もしかしたら本当に誰かが窓の外から覗いていたのかも…と、考えれずにはいられない私だった。
今度から、窓は閉めて寝よっと。

いつもありがとうございます。
シングルマザーのブログランキング

コメント

  1. ぞぞぞーーーー
    時間帯的に、おかしいよね。
    ほっかむりも(怖)
    夢だと思うんだけど。
    Beちゃんにしか見えない誰かだったという感じもするし。
    ご先祖様かな?
    悪い感じがしないもんね…

  2. きっと、アックマンかドラキュラ君。
    いやオオカミおじさんかも。
    だいたいほっかむりなんて豆絞りが出来て以降の風習だから、オバケちゃまであるはずがない。
    BeがKaoをおどかしようとよ、Beがからかいようと。
    怖がりやろうが。

  3. 霊だかどうかは良くわかりませんが、誰かが優しくBeちゃんを見守っていると考えてみてはいかがですか?
    ほっかむりして、鼻の下を伸ばすなんて、とても愛嬌ありますね。怖がらせようとか、悪意があるようなイメージが湧きません。Beちゃんも怖がっていないようですし・・・
    怖がるより、感謝する方が気が楽ですし、多分疲れない?ので、私ならそうします。
    お仏壇にお線香上げたり、黙祷したりして、
    「いつも守ってくれてありがとうございます」という感じで・・・
    ご先祖様?仏教でなければ自分を守ってくれる何らかの存在?に感謝の意を伝えます。(私ならそうするって事で、一般的ではないかもしれませんが・・・)
    もちろん、お母さんと娘さんでのご家庭でいろいろと不安なあるでしょうから、戸締り、防犯、万が一の対策は必須だとは思いますが、
    怖がるのは、kaoさんが実際に怪しい人物を確認してからで遅くないと思いますよ~。

  4. ::banさん::
    Beはばぁばだと言い張ってたんだけどね。
    どうなんだろ?
    そう言えば、母はおばあちゃんにそっくりなので、おばあちゃんだったのかな。
    不思議だよね。

  5. ::kspawsさん::
    >だいたいほっかむりなんて豆絞りが出来て以降の風習だから、オバケちゃまであるはずがない。
    その豆絞りってなんですか?
    私は若いので、よくわかりまへん(*`▽´*) ウケケケッ
    あっ、アックマンってのもわからない。
    怖がりですけど、コワイ話は大好きですよ~。

  6. ::☆u_jewelryさん::
    お久しぶりです~。
    そう、上にも書いたんだけど、母は私のおばあちゃんにそっくりなんですよね。
    なので、もしかするとおばあちゃんだったのかも・・・なんて、今頃思ってるよ。
    それにしても、鼻の下を伸ばしてヘンな顔するって・・・どうなんだろね。
    かなり笑えるんだけど。
    私が幼稚園の頃に亡くなったのでよく覚えてないんだけど、もしかしたら、面白い人だったのかも。
    感謝の心、ぜひぜひ表したいと思います。
    戸締りは、毎日しっかりやってます~。