退職を決心すると同時に、ストップしていた実家のリフォームの件を進めることにした。
まず、不動産登記の問題。
これは本当に残念だけど、諦めるしかない。
やるにしても事情があまりに特殊なので、時間がかかると思い諦めた。
次に登記簿なしでリフォーム費用を融資してもらう問題。
とりあえず、銀行や農協、信用組合など、5〜6件に電話で問い合わせた。
内容は、未登記建物なので登記簿が取れないが、ローンを組むことは可能かどうか。
どこにかけても少し待たされた後に、融資できないとの回答だった。
しかしよく見ると電話をかけた金融機関の中には、ホームページで見る限り、必要書類に「登記簿」と書いていないところもある。
ということは、わざわざこちらから未登記だということを知らせなければ、もしかすると融資してもらえるかもしれない。
数年前に車を購入した際にカーローンを組んだ銀行のホームページを見ると、リフォームローンがあるが、必要書類に登記簿という記載はない。
電話をかけてリフォームローンの内容を詳しく聞いたが、やっぱり必要書類に登記簿は出てこなかった。
話を進めてからキャンセルになってしまうのも嫌なので、敢えて聞いてみた。
「登記簿などは必要ないんですか?」
すると、登記簿はいらないが、母がそこに住んでいるという証拠になる公共料金の領収書などが必要とのこと。
やった!
一歩前進だ!
次に知りたかったのが、いくら借りられて、毎月の返済がいくらになるのか。
今まで支払ってきた家賃をそのまま返済に充てることを考えていたので、500万円ぐらいなら10年もかからず完済できるのでは?…なんて簡単に考えていたが、その考え方の軸がおかしいことに気づいた。
毎月いくら返せるというところから考えるのではなく、総額いくら借りれるのかが始点だということ。
担保も保証人もいらないローンなので、借りられる金額は私の前年の収入による。
残念なことに前の年はボーナスが出ていなかった。
厳密に言うと。年末に少し出たが、帳簿では翌1月に出したことになっているため源泉徴収票には載らない。
確認すると前年の収入は310万円ほど。
それに返済中のローンの残高が大きく関係してくるらしかった。
銀行で借りた車購入代と、金融公庫で借りた娘の留学費用、それとAppleで金利無料のときに買った私と娘のiPhone代など…借入残高の合計が約200万円、年間の返済金額が約47万円。
これで最大いくらまで借りれるのかを電話で尋ねたが明確な答えが出せないらしく、とりあえず仮申し込みをしないかと提案されたが、審査には1週間ほどかかるし、もしダメだった場合は仮申し込みをした履歴がその後の審査に影響するのではないかと思った。
「時間がないので1回で通したいんです。確実に通る金額はどれくらいですか?」
「人によって違いますので、通してみないとわかりません」
恐らく過去の支払い状況はもちろん、勤め先や勤務年数も関係する。
その銀行は私がメインで使っている銀行なのに問い合わせを後回しにした理由は、私の会社が以前その銀行から億単位の融資を受けており、リーマンショック後に返済ができなくなったことがあったため(この辺はあまり詳しく書けない)、銀行からすれば私の勤め先の安定性は限りなくゼロに近いと思ったからだった。
「400万円ぐらい借りられますか?」
「そうですね、同じぐらいの年収の方で過去に借りられた方もいましたが、借りられなかった方もいます」
「では350万円では?」
「350万円でも同じですね…」
「300万円は?」
「300万円ぐらいなら、何もなければ大丈夫だとは思いますが…」
「わかりました!300万円で申し込みます」
リフォームの予算は私が300万円、母が300万円の計600万円。
次に私がやることは、リフォーム金額の見直しだ。
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