先日の日記で娘の肌の色のことにふれた際、皆さんからたくさんの励ましの言葉を頂いた。
その中で、世間一般に肌色と呼ばれる色の呼称があることに、ここへよく遊びに来てくれるConstanceさんが激しく反発(?)し、メーカーに抗議しようということになった。
彼女は大阪在住の3人のハーフの子どもたちを持つ母親である(昨年、訳あって日本へ帰ってきたらしい)。
これは他人事ではないと思ってくれたのか、乳飲み子を抱えながらの素早い行動には驚いた。
肌色は日本人の一般的な肌の色を指すが、これを肌色と呼ぶことで肌色でない人たちへの差別に繋がったり、そもそも肌色とは色んな色があるわけだから、それを一般的な呼び方とするのはおかしい。
彼女はすぐに三菱鉛筆(サクラクレパス、トンボを含む)に抗議文(?)を送り、日記の翌々日には彼女からの結果報告コメントが入っていた。
その会社で昭和26年に誕生した肌色の規定は2000年の9月出荷分から名称を変えて発売しているらしく、旧肌色を現在では「うすだいだい」「ライトオレンジ」に変えたんだそうだ。
そんなことになっているなんてことは初耳だったので、驚きと感動が入り混じった複雑な心境だった。
それは三菱鉛筆だけなのか?ということが引っ掛かったので調べてみると、大手クレヨン・絵の具メーカー『ぺんてる』は1998年11月に、「はだいろ」の名称を廃止して「ペールオレンジ」にしたらしいし、それほど有名でないメーカーでも時代の流れに沿うように大手と足並みを揃えつつあるようだ。
それなのにうちの子が保育園でパパの絵を描くときは決まって肌の色は旧肌色である。
私が見る限りでは他のお友だちのお父さんを描いたようにしか見えない。
そして他の子の作品を見回してみると、顔は旧肌色、髪は必ず黒…。
参観の際には茶髪の父兄なんて珍しくないのに、子供たちの間では必ず髪は黒だと決まっているようだ。
うちの子が「肌色」という言葉を知ったのはおそらく色の呼び方が変わったことを知らない先生方の影響が大きいと思われる。
顔の色は旧肌色、髪は必ず黒という固定観念がいつの間にか子供たちの頭の中に植え付けられてしまったのではないかと思う。
今回、肌色のことを調べているときにかわいらしいクレヨンを見つけた。
肌色クレヨンであるが、その肌色が8色もある。
24色のものも存在するらしい。
これがいつかあたり前になって、子供たちの絵がそれぞれ個性豊かで想像に満ちたものになればいいなと思った。
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コメント
あら?久しぶりの1番乗りかしら?
日本ってファンデーションもオークル系が多いでしょ。あってもピンクオークルとか・・・
私、昔はもっと色黒かったからさ~日本のファンデーションが合わなくって、当時しょっちゅう行き来してたハワイでばっかり買ってたよ(-”-)
その時も「おかしい」と思ってたんだよね~
だって日本人ばっかりじゃないでしょ?
ちなみに私の地毛って赤いんだけど、中学校の時に「黒に染めて来い」って言われたんだ~
その時も「おかしい」と思って訴えたんだけど、聞き入れてもらえずに家に帰って、うちのママに言ったら物凄い勢いで学校に乗り込んでね~(^ー^)
でも、黒にして来いってのもおかしな話やろ?
全部入らなかった・・・(^^;)
そうそうそれで、髪にしろ肌にしろ自分が何度も悔しい思いをしたからさ~クレヨンの件は嬉しいと思ってね(^ー^)
ちなみにハワイのファンデーションは真っ白~こげ茶黒まで、バリエーションたっぷりに揃えられてます。
kaoのみつけたクレヨン見たことあるよ~
一緒にいろんな国の民族衣装を着た子供の絵の塗り絵も付いてたけど、それは無かったのかな?
名称変更のニュース、前に見ましたよ。多分こっちに来てからだったと思うのだけど。でも一回見ただけだから、そんなに話題にはなっていなかったのかな。書き込むの忘れてました。ごめんなさい・・・・まだ寝起きで頭がボーッとしてるので、また出直してきます・・・ZZZZZ….
やっと目が覚めました。
私が日本にいる時に、既に名称変更していたのですね。名称を変えても、まだまだ「肌色」という言葉を使っている人が多いという事は、日本では「肌の色に違い」について考える機会が少ないということですね。「国際化」などと言う前に、もっと考えなくてはならないことがあるような気がします。
そうだねぇ…
ワシントンのプロフットボールのチームの名前がアメリカンインディアンの肌の色からとって、RedSkinっていうんだけど、これも差別なのかどうなのかという議論が交わされてたんじゃなかったかな。
肌の色の特徴を認め合う分には何の問題もないんだよね、それを引け目に感じさせてしまう風潮がダメなだけで。
そのクレヨン、うちにもあるけどいい考えだと思うよ。
私がムカつくのはさー、うちの子供が描く家族の絵って、鼻は縦線一本か、L字に描いてるのに、私だけちっちゃい「まる」なんだよw
ひどい時は丸2つで鼻の穴しかない…みたいな。
アタシにだって鼻はちゃんとあるんだよ!ってね^^;
黒人の肌だってみんなが真っ黒じゃないんだから、黒いクレヨン一色で肌を塗りつぶされるのは複雑かもね。
*tomokerock*
赤っぽい髪を黒く染めてこいってのはよくあったよねー。
私も昔はもっと明るい髪の色だったけど、更に明るくして(オキシドールでね・・懐かしいでし)それを利用して「地毛です~」って言ってたわ(あっなんか話が違うかー)。
あんなクレヨンがあるなんて、私ほんとに知らなくてね、感動したよー。
日本人であっても、肌の色って微妙に違ったりするのにさー。
クレヨンとなると、色を混ぜるのも子供たちのレベルでは難しかったりするから、結局、肌は肌色ってなっちゃうもんね。
やっぱ、日本がダメなんだわ・・・
*ラン子さん*
>名称を変えても、まだまだ「肌色」という言葉を
>使っている人が多いという事は、日本では「肌の
>色に違い」について考える機会が少ないということですね
そうそう、そうなんですよね。
私のように知らない人が多いから、せっかく変えたのに全然それが活かされていない・・。
調べているとき、たまたま見つけた大手のクレヨンをネット販売しているショップで「肌色」って表記されてて、つい「呼び方が変わったって聞きましたけど」ってクレームのメッセージを置いてきてしまいました。
メーカー側がそれだけ気を遣っても、販売店側が以前のままだったら意味ないんですよね。
その辺、徹底しないと消費者の手に渡ったとき、肌色っていう認識のままだもの。
なんとも日本らしいと言えば日本らしいんですけどね。
*ななさん*
アメリカにはインディアン・レッドという色があったんでしょ?
なんでも小学校の先生からクレヨン会社に対して、生徒がその名前を現在使わない事になっている“インディアン”の肌の色を意味した差別語だと思い込んで抗議して変わったらしいけど、でも実はインドで発見された赤茶色の顔料に基づいて名づけられていてアメリカ先住民とは何の関係も無いんだって。
ちょっと飛躍しすぎ?なんて思うけど、少しでもイジメや差別とつながりそうなことは排除したかったんだろうね。
ななさんとこのお子ちゃまたちは、ある意味、芸術家の域に達してるのかもだわ。
きっとななさんの顔が(・・)←こんな感じに常に見えてるんだろうね。
あれ?胸もそんなんじゃなかったっけ?
そしたらこんな感じかな?
(・・)←顔
n・・n←肩
実は、「肌色」の名称がなくなってるの知ってたんですよね
先日のブログの時に書こうか迷って、結局書かなかったんですけど・・・
ウチの子供達が保育園に通ってたときだから
数年前から名称が変わってきてるよーです
子供のクレヨンを見たときに気づいて
「へ~っ、今って肌色って言わんっちゃね」って言うと
子供から「肌色って日本人の色のことやろー
世界にはいろんな色の人がおるとよ
だけん、肌色って言わんとよ」って教えてもらいました
きっと、保育園の先生から、教えてもらったんでしょーね
そうそう、これは余談だけど
先日、小学校でも図工の時間のときに
お友達の絵を書くのに肌の色は、
「うすだいだい・ライトオレンジ」の絵の具を使わずに
いろんな色を混ぜて塗るよーにと言われたそーです
ちょっとづつかもしれないけど
隅々まで行き届いてないのかもしれないけど
学校の指導も変わっていってますよ
↑ベリママさんの学校の話聞いて感動しちゃったよ!
そうよやっぱり変わらなきゃ!
でも保育園の年齢では、色を混ぜて使うのは難しいのかな??
その後気になって家にある折り紙見てみたら、折り紙も「うすだいだい」になってたよ~
何だか感動してしまった(;ー;)
遅いけど、少しずつだけど変わってきてるんだね。
Kaoちゃん、おはようございます。
日記書いてくれたのね。
ここに来ている方々のレスも勉強になります。
べりママさんとこのお子さんの幼稚園の先生のような方もいるのか、と思うとほっとしますよ。
確かに、教える先生達の頭の中に肌色が存在していると、子供達にもある程度の影響があるかもしれません。
私もファンデーションは困るんだよ、日本で買うと。一番私の肌に合う物を買っても顔が浮くんだ、これが。今の美白ブームも結構しらけて横目で見ている私。地黒の私が美白効果抜群とかかかれている化粧品を手に取る事事態ちょっと恥ずかしかったりする。紫外線は大敵だけど、色白にはならないだろー、って。カウンターの人にこの人も色白になりたいんだ、なんて思われるのも嫌だなと言う勝手な思い込み・・・。そんなことはともかく、肌色廃止に肌色製品製造側の企業が立ち上がってくれて、良かった。
いつもとっても勉強になります!
ありがとうございます☆
私もこども心にあの「肌色」っていう
呼び方が気に入らなかったんですよね。
たぶんどうしても人を描こうとして違和感が
あったからだと思う。
20過ぎてフラフラ一人バックパッカーになってから、
南・東南アジア方面に行くたびに現地の人に
「肌がきれいね~」ってよく言われて逆に
コンプレックス感じたな。アジアの諸国一帯に
「白いほど美しい」(!?)という概念が
あるのかな・・・って思って。
バービー人形(肌・髪・目)は変遷あるけど
リカちゃん人形はあまり変わらないねー。
(しかもフランスとのハーフってところも引っかかる)
肌色かぁ。。。
実はうちの嫁(kaoさんとBirthday一緒の人)は保育士さんなのです。後ほどこの文章をプロにも読ませてみたいと思います。その報告はまたアトカラ……。
んー 肌色なんてネーミング いったい誰が考えたんだろ・・・。
まず 「肌色」って名前 センスないよねー。
我が家は子どもたちが小さな頃は「豚さん色」って呼んでたなー。
*ベリママさん*
ベリママさんのお子さんたちの保育園は素晴しいですね。
きちんと、世界中の人の肌のことを説明して、子供たちもそれを理解し、今もその認識をもっているっていうのは本当に大切なことですし、そこまでしないとメーカー側が呼称を変えた意味もありませんから。
同じ区内でありながら・・・・なんでこうも違うんでしょうか。
とってもいい保育園なんですけどね。
やっぱり保育園や幼稚園によって、方針が違うんでしょうかね。
比較的、外国人が少なくない地域なんですけど・・・
*tomokerock*
私も感動したよー。
それと同時に、うちの子の保育園には少しがっかりだけど。
絵の具なら簡単に色を混ぜたりできるけど、クレヨンだとねー、結構、強めの力で塗ってしまったりするから、混ざるどころか、一色一色が力強いよ(笑)。
色紙も変わってるんだね。
あぁ、そんなことも知らずに母親やってたなんて、ひたすら反省ですわ。
*Conちゃん*
名前長いから勝手にConちゃんにしちゃいました。
kaoちゃん+Conちゃんで、漫才師みたいでしょ。
いやーほんとに世の中って少しずつ変わっていってるんだなーって思いました。
ほんとに少しずつだから、対応が遅いだろっ!って気もしますが・・・。
メーカー側が色の呼び方を変える5年ほど前に、ハワイ在住の日系の方が、日本のマスコミやメーカーに「はだいろ」の呼び方を変えるように訴えていたそうです。
様々な方が賛同して下さったそうですが、結局、その努力もむなしい結果に終わったと思われたそうです。
しかし、それから5年後ぐらいには実際にその努力が実を結んだわけで・・・やっぱり日本って遅いよなぁ・・って思いました。
だってその5年間に一体どれだけの子供たちが肌色という固定観念を植え付けられたことか・・・。
Conちゃんのお陰で、色んなことを知ることができて本当によかったです。
ありがとう!!
*kabasai*さん*
やっぱり、「肌色」って呼び方に引っ掛かってる人って多かったんだね。
私なんて娘がいるからこんな記事を書くまでになったんだけど、それまではなーんにも感じてなかった・・・。
ひどいよねー。
ただ、絵が好きでよく描いていたんだけど、肌色を使うと、みんな同じ顔になるのが嫌だったなー。
kabasai*さんは色白なのね。
南・東南アジアでも色白というのが羨ましがられるなんて、人々の持つ悩みとか憧れっていうのは全世界共通なのかなって思いました。
色が黒いから魅力的でキレイな人って沢山いるのにね。
*kojyさん*
奥様は保育士さんなんですねー。
わーい。ぜひぜひ感想を聞きたいわ・・。
園によって、世界中には色んな肌の色があって・・って教えてるところもあるみたいだけど、そんな教育方針みたいなものって、認可の保育園の場合、行政からお達しみたいなやつってないのかしら?
ぜひぜひ、聞いておいて下さい!!
*ひなさん*
あれれ?ひなさん、ブログ書いてたの?
あのひなさんだよね?(どの?)
しかもとってもオシャレなブログで子供いるようには見えないし、いや、でも子持ちのひなさんだよね?
あーーもう頭が混乱してきたよーー!!
ひとりでブツブツ言いながら騒いでます・・・。
豚さん色・・・かわいいなぁ。
うすだいだいなんかより、イメージ湧くよねー。
うふふ あの ひなですよん♪
男の子三人のママの・・
イメージとは怖いものだよね 笑
しょーもないブログですが ひな共々よろしくね♪
*ひなさん*
あーやっぱり・・・。
ひなさんってこれまでコメント頂いた中でひとりしかいないんだけど、最近、自分の記憶力に自信がなくて慌てて以前のコメントとBBSをダーッと探しましたよー。
しかもBBSにもらってるコメントは、漢字だったし・・・。
お子さんってみんな男の子なんですね。
なんとなくひなさんのブログがオンナっぽいのがわかるわ。
いやーほんと冷や汗ものでした!
嫁に聞いてみましたよw
まず、うちの嫁はいまだに「肌色」という言葉を使っているそうですwすみません。
次に お絵かきについて。
以後、自分の嫁のケースなので一般論とは異なるかもしれません。
まず、お手本を書いてあげるそうです。
その時は当然、髪は黒、肌はウスダイダイ。
で、子供が描いている時には簡単なアドバイスをするらしいです。お父さんの髪、黒じゃないやろー?とか、肌の色に黄土色を混ぜなさいとか。
でも、子供もその日の気分で色を選択するそうで、例えばケンカしてきた日は汚い色で塗る、っていうケースもあるそうです。そういう場合は書き直させずそのままにさせておく事もあるらしいです。
で、実際は、「色」よりも、目、鼻、口などが顔に存在するのだという「形」を重要視しているとの事でした。
長文でゴメンナサイ。
*kojyさん*
やっぱり園によって肌色の名前が変わったことを重視してるとこと、そうでないところがあるんですねー。
kojyさんの奥さんや、うちの子の保育園のように、それまでと同じような呼び方をしてるところって多いんでしょうね。
お絵かきについてはお手本があるんですねー。
もし先生が髪の毛を黄色、顔を緑で塗ったらどうなるんでしょうね・・・(笑)
宇宙人って思っちゃうかもしれませんね。
それほど人の固定観念ってなかなか崩れないものだし、後は個々の想像力勝負って言うか、固定観念があると想像力もなくなっちゃうんですけどね。
勉強になりました。ありがとう!
はじめまして。3歳児の母をしておりますorcaoと申します。
娘のクレヨン・絵の具で「うすだいだい」を見つけて、それを記事にしようと思い、検索していたところ、kaoさんのブログを見つけました。写真がきれいですし、記事も勉強になったり、共感するところがあったりです。
許可を得ずにリンクを貼ってしまいましたが(TBしようかとも思ったのですが止めました)ご不都合がありましたらお知らせください。
* http://orca.exblog.jp/d2007-08-25
今後も拝見させていただければ、なんて思ってます。どうぞよろしくお願いいたします。
::orcaoさん::
初めまして。
コメントありがとうございます。
レスが遅くなって、ごめんなさい。
リンクは全然大丈夫ですよ~。
逆にありがとうございます~です。
よかったら、お時間あるときにでもまた覗いてくださいね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。