保育園のプチ同窓会

数週間前、保育園のときのクラスメイトのお母さんから突然電話がかかってきた。

クラスのみんなで集まって、担任だった先生とお食事でもしませんか？とのこと。
その日はちょうど、地域の夏祭りの日。
年に一度のこのお祭りを、私は子供の頃からそれはもう楽しみにしていたので、Ｂｅもそうだろうと思っていた。

Ｂｅに、保育園のお集まりと、夏祭りのどちらに行きたいか聞いてみたところ、即答で｢保育園！｣という返事が返ってきた。

小学校はそれなりに楽しいらしいが、保育園は０歳の頃から今年の３月までの長い間、過ごしたところである。
一緒に過ごしたお友達たちに会いたくて、Ｂｅはよく懐かしげに｢会いたいなぁ｣とつぶやいていた。
夏祭りは来年もある。
私たちは保育園のみんなに会いに行くことにした。

連絡をもらってからこの日まで、カレンダーを眺めては、｢あと○回寝たら会えるね！｣と指折り数えて待っていたＢｅ。

前日になると、連日の雨に続いて、台風が接近。
「Ｂｅちゃん…台風が来てるよ。もしかすると、明日は無理かも…」と伝えると、Ｂｅはせっせとてるてる坊主を作った。

 

 

 

 

 

 

 

そして当日、ベランダ側の木々がもの凄い風に煽られて、怖いくらいの不気味な音を立てている。
夏祭りは中止らしい。

実家の母から電話があり、今日は台風がきていて危険なので、諦めなさいとのこと。
中止の場合は、その旨の連絡があるだろう。
「Ｂｅちゃん、今日は行けないかもよ…」と言うと
「電話かかってきてないもん！大丈夫！大丈夫！」と行く気満々である。
結局、２時間前になってもかかってこず、行くことに。
懐かしの保育園の近所にある、居酒屋。
車を駐車場にとめて、クラスメイトのお父さんのお店に近づくと、懐かしい顔が見えてきた。
強風の中、みんなが次々と現れた。
結局、大人、子供合わせて６０人以上の人たちで賑わった。
お店はもちろん貸し切り。
Ｂｅは、一番仲良しだったＨちゃんをはじめ、み～んなと暴れまわって、本当に楽しそう。
本当によかった。

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