MILL VALLEYへの旅 前編

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MILL VALLEYへの旅 前編

憧れの地、アメリカに到着して1ヶ月近くが経ったある日、待ちに待った日本からの小包が到着した。
中身は・・・英語の辞書と私とすれ違いにアメリカから届いたマリーからの手紙だった。
「アメリカへ来るなら、うちへ遊びにいらっしゃい。」
もちろん泊まらせてもらえるんだったら行きますわ~~なんて思っていたのだけど、詳しい連絡先がわからなかったものだからなかなか動くことができなかった。
手紙を読むとすぐにホテルをチェックアウトし、空港へ向った。
マリーの住むミル・バレーへ行くためにサンフランシスコ行きの飛行機に乗る。
この頃の私の悪いクセと言えば、何も考えずにひたすら突っ走ること。
相手の都合を聞くことすら頭に浮かばない。
その日の夜、サンフランシスコへ到着した私はとりあえずホテルに1泊。
部屋で地図を広げて、マリーの家の場所を確認すると、フロントへ行き、そこに最も近いところを通るバスの時間を確認した。
翌朝、張り切ってホテルを出た。
どデカイバッグを肩から引っさげ、とりあえず行くところがある・会う人がいるというだけで嬉しくて、颯爽とバス停へ向った。
バスに乗り込み、あとは待つだけ。バスが目的地に到着するのを待つだけだった。
テレビや雑誌でしか見たことがなかったゴールデン・ゲート・ブリッジを渡る。
車窓から見渡す景色は青空と、海と、船と、山と・・・日本にもあるものだけど、やっぱり日本とは何かが違っていた。
そして、バスも・・・何かが違っていた。
何度も運転手に確認をしたのに、降ろされた場所はというと、周りに何もない空き地。
いや、木があったな。公衆電話もポツンとあった。
どうやら山のふもとで降ろされたらしい。
同じ場所で降りた男性に尋ねると、確かに私が降りるべきところはここだと言う。
「友達のところへ行く」と言うと、「公衆電話があるから、電話してみたら?」と男性は言い・・・そして間もなく彼は迎えの車が来て走り去って行った。
で・・・電話って・・・・・かけ方がわからない・・・(T_T)
どのコインを入れていいものやらもわからないし、どのタイミングで番号を押したらいいのかもわからない。
前回日本に電話したときはオペレーターを呼び出して、コレクトでかけたからなぁ・・・。
第一・・・・・・コインがないやん・・・ウワァァ—–。゚(゚´Д`゚)゚。—–ン!!!!
十分ほどそこに呆然と立っていたものの、こんなんじゃ~~いつまで経っても着かんやん!
とにかく地図を見ながら歩こう!・・・ということになった。
歩く・・・歩く・・・舗装された山道をとにかく歩いた。
1時間経った。それでも着かない。
後ろからバスが私を追い越していった。
バスあるや~~ん!!でもバス停ってどこよ?・・・なんてブツブツ言いながら、重い荷物を引きずりながらとにかく歩いた。
2時間歩いた。それでも着かない。
マリーの手紙によると、バス停から車で10分ってことだったのに・・・・・・・。
もうダメだわ・・・お腹が空いた~~。
京都のときといい、今回といい、私ってお金がないとか買う場所がないとかで、よく歩くしお腹空かせるわね・・・情けない・・・。
続きはまた明日・・・

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. 今の若い人も自分探しの旅とかわけのわからんこと言って
    海外に行くよね。でも、漠然と行っても無駄。
    我々の時代の人も大勢行った、何人かは下働きから修行して大成した。
    何が違うか。
    目的意識とハングリー根性。
    Kaoさん、そう思わん??
    でも、ムチャするよね。
    いや、してきたね。

  2. ::kspawsさん::
    あぁ、もはや私は「今の若い人」じゃないんだけど、いまだにワケのわからんこと言ってますΣ( ̄ロ ̄lll) 
    そう、漠然と行ったってダメなんですよね。
    今になってやっとわかりますよ。
    もうムチャはしません・・・