カナダにて・やっちゃいました2

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とんでもないことになってしまった。
怖くて、恐ろしくて、もうどうしていいのかわからず、何も喋れなくなった。
店のオーナーにも今回のシカゴ行きは伝えていなかった。
一緒に行ったウエイトレス仲間には、私が観光ビザだということを知らせていなかったため、入国管理官に聞かれて事実を答えていた。
喋らなくなった私に、通訳が呼ばれることになった。
通訳が到着するまでの間に別室で待つことになり、移動する際、これまで会った人たちに迷惑がかからないようにと、バッグの中でアドレス帳を引きちぎって丸め、通りがかったゴミ箱へこっそりと投げ入れた。
やがて通訳の日本人女性が来たが、日本語でさえ何を言ったらいいのかわからず…。
とにかく「働いていない」の一点張り(←バレてるのに往生際が悪い)。
昼間からの取調べは、夜8時ぐらいまで続いた。
そして、また移動。

指定された場所に立つと、正面からと横から写真を撮られた(あぁ、もう完全に映画の世界だわ)。
その後、更に移動…車に、いや護送車に乗せられ、窓を見るとしっかりと鉄格子。
わっ、わっ、私は一体、どこへ連れて行かれるんだろう…
10分ぐらい走ったところで、高い塀に続く門が開き、車ごと中へ入った。
暗くてどんなとこだか全くわからない。
車を降ろされると、建物に入る手前で空港にある金属探知機のようなゲートをくぐり、荷物を調べられ、時計や指輪、財布、手帳などは全て没収され、着替えやタオル類のみを手渡された。
そして建物の中に入った。
暗い廊下を歩くと片側にドアの開いたままの部屋がいくつも並んでいる。
その中の一室に案内され室内へ入った。
ベッドが3つ並び、一番奥には誰かが寝ているようだった。
今夜はここに泊まるらしい。
いや、正しくは「今夜から」だった。
ついに私は完全なる捕らわれの身になってしまったのだった。

いつもありがとうございます。
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海外
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MotherLeaf*

コメント

  1. あれ?タイトルは2でいいの?
    早く続きが読みたいよ~
    なんか、こういう体験って今さらできないから、ある意味羨ましい…

  2. 毎日ハラハラ・ワクワクしながら読んでいます
    私には縁の無い海外の生活とか本当に読んでて羨ましく感じます
    写真を見ながら想像しているのが まるでそこに自分が居て同じ経験をしてるみたいで(*^o^*)
    でも外国で囚われの身になるなんて恐い…恐すぎですね

  3. 便所でタバコを拾った=便所で誰かが吸ってるマリファナを貰ったってことですよ。当らんかったか。
    当然手錠はかけられたよね。
    監獄にはヒスパニックがいっぱいだった???

  4. こんばんは。
    前から横からの写真…映画でみますよね。
    ひゃ~まさしく犯罪者って感じじゃないですか、こんなことなかなか経験しないので、経験値としては恐ろしく高いものですけど…凄い
    こりゃ手に汗握る展開ですな(笑)

  5. ::banさん::
    タイトルは途中で変わったんで、2でいいのよ~。
    こういう体験、今更だけどやろうと思えばできるわよ(*≧m≦*)プププw
    やってみる?

  6. ::にまさん::
    >まるでそこに自分が居て同じ経験をしてるみたいで
    あらあら、じゃあ捕まっちゃったのも経験してるんですか?
    もしそうだったら、その辺のサスペンスドラマより、ドキドキだったら嬉しいなぁ~。
    でも実際は情けないものなんですよ。
    今だから書けるんですけどね。

  7. おっと失礼!
    数字しか見てなかった私。
    たしかに、いまでもやろうと思えば出来る体験よねー
    子供が物心つくまえにやっちょうかしら(笑)

  8. ::kspawsさん::
    だから~、タバコもマリファナも拾い吸いなんてしませんって!!
    手錠はされてませ~ん。
    ヒスパニックはウジャウジャでしたけどね。

  9. ::ゆったり人さん::
    いや~ほんとですよ。
    完全に犯罪者です。
    写真を撮られてるときって、なんだか映画のワンシーンを撮ってるような感覚がありましたが、現実はそんなに甘くないですね。
    もう2度と経験したくないです・・・

  10. ::banさん::
    やって!やって~!
    差し入れ持って、面会に行くからさ~。
    子連れの人もいたから大丈夫よ~ヾ(@^▽^@)ノわはは