私の目は立派なフシアナである

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自身のブログは誤字脱字だらけである割に、勤め先の業務内容が印刷物の製作会社のため、他人の間違いにはことのほか敏感な私は文字校正をする機会が多い。

プロの校正士の方よりも一歩入りこんだおせっかいな校正をすることが得意中の得意であるため、誤字脱字以外にも、言い回しがおかしいとか、文章がまわりくどいとか、やたらと他人の原稿にケチをつける。

校正をしては、デザイナーさんに修正をお願いするが、また同じものを読み返すと更に新たな修正箇所を発見する。

何度も何度もこんなことを繰り返し、最終的に印刷会社に入稿した後も、さらに相棒と一緒に数時間かけて声を出して読み上げながらチェックする。

1ページにつき、多いときで5回も6回もこんな作業を繰り返す。

特に気を遣うのはキャプション(写真などに添える説明文)で、小さな文字であることが殆どであるので、見落とさないよう細心の注意を払う。
それなのに、クライアントや印刷会社に、今まで何度もチェックした筈のページにものすごい間違いを見つけられてしまうことがある。

1年ぐらい前だったか、ページの中で一番大きな文字であるキャッチ(コピー)に誤字があったときなんて、どれほどショックを受けたことか…。

私の目は、フシアナなのである。

思い込みとは怖いもので、相棒と声を出して読み上げる際、たとえ誤字であっても正しい読み方をしてしまうことが多い。

例えば「シングルマザーのブログ」と書いてある筈が、「シングルマザーのブロク」と書いてあっても、見慣れた文章の流れであるため「シングルマザーのブログ」と読んでしまい、チェックする側も同じようにそう書いてあるように見えてしまう。
何十ページも隅から隅まで読み返すため、しまいには頭が朦朧としてきて、見落とす確立が格段にあがってくることも。
以前書いた「箱」の話と同じように、思い込みのために真実が見えなくなるという現象のようだ。

まぁ、そんな日常であるので、プライベートで目にした雑誌や小説で誤植を見つけると、ものすごく嬉しかったりする。

「あるよね~こんなミス。うんうん、気持ちわかるよ~。気づかないまま印刷されちゃって大変だったろうね~。」なんて…

実は今日、印刷物の文字「内臓」が「内蔵」になっていたのを印刷会社に指摘され、自分で見つけられなかった悔しさと自分の目のフシアナ具合が相変わらずなことにショックを受けた私なのだった。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

コメント

  1. いよっ!!
    兄弟!!
    老眼鏡、一つ送ろうか?
    度数違いを二つ持っとくのがいいねぇ。

  2. ::kspawsさん::
    いえいえ、結構です。
    遠くが見えないときもあるので、もしかすると老眼ではなく乱視かも。
    とは言っても、近くの文字を読むのも、少し離してしまう悲しい状態なんですけどね。
    やっぱ送って。
    黒縁でなければ☆