娘の留学先が決定した際、あまりに急でホームステイ先の手配が間に合わなかったので、とりあえず、ある60歳代のご夫婦のお世話になることに。
奥様が留学エージェントのスーパーバイザーなので少々厳しいかもと聞き、私は娘にとっては好都合なのではと喜んだ。
到着翌日、ホストマザーに学校に連れて行ってもらい手続きをした。
当時、娘は日本の学校では2年生だったが、娘が3年生を希望すると簡単に承諾され、3年生に編入することができた。
とても大きな学校で、日本のように自分のクラスや担任なんてものは存在せず、まるで大学のように授業が終わるとまた次の教室へ…といった感じだった。
そのため友達ができにくそうだったが、積極的に話しかけたりして、早速、友だちできたよーと送ってきた画像には、大人っぽい女性が3人写っていた。
が、彼女たちとはインスタ等の交換はしたものの、それ以来会うことはなかったらしい。
娘は小さな頃からモノマネが上手なので、耳が良いのか、英語の発音も一般的な日本人よりは上手だった。
軽い会話ぐらいでは外見も相まって留学生とはわからなかったようだが、なかなか「仲の良い友だち」にまではなれなかったようだ。
なんとなくわかる気がする。
私の高校時代も留学生がいたし、タイ人留学生のNちゃんを受け入れてみて、留学生と仲良くするのは結構な労力が必要になる。
スムーズに会話ができないと難しい。
目に見えるものを説明するのには事欠かなくとも、気持ちの微妙なニュアンスなどが伝わりにくく、それプラス、文化や習慣の違いなどがあると…色んなことが面倒くさい。
それを留学生たちも感じ取り、結果、現地の高校生よりも、同じような留学生同士でつるむようになる。
同じ悩みを持つ者同士だから気持ちが通じやすいんだろう。
娘は、フランスとコロンビア出身の子たちと仲良くなった。
ただラッキーだったのは、同じ学校に日本人がいなかったことと(一度だけ日本人に遭遇したらしいが、すぐに別の学校へ転校)、同じエージェントで留学してきた子たちには日本人がいなかったため、日本語を話す機会はなかった。
LINEで届く近況に、想像を膨らませながら胸を躍らせたりドキドキしたり。
以前は毎日のように衝突していたのに、アメリカに行ってからは逆に距離が縮まったような気がした。
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