今、流行のようになっている white band。
最近はどこかのブログサービスのテンプレに使われていたり、ここに来て下さる方々のブログにもバナーが貼ってあるのをよく見かけるのだけど、一部でちょっとした問題が持ち上がっているのはご存知ですか?
バナーを貼り付けている方々はもちろんご存知かと思いますが white band は300円の白いゴム製のブレスレットが『貧困をなくそう』という声を表わしており、86円が制作費、114円が流通費、57円が広報活動費、そして29円が本来の目的であるNPOの活動資金に使われているそうです。
あるサイトによると(以下抜粋)
活動資金と聞こえが良いが、団体の職員の給与、団体の備品購入費、飲食代など、要は彼らが何にでも好きな様に使えるお金になります。
具体的には地球市民教育の活動資金、市民社会組織の構築活動の資金などになります。
そうです。貧しい国の人々へは1円も行きません。
とあります。
今やコンビニ(ファミマ)でも買えるようにまでなりましたが、これを購入する方がそれを承知の上でお金を出しているのかということに疑問があります(注:貧しい国の方々を救うために活動している団体に対する寄付だと認識した上で、バナーを貼り付けたり、ブレスを買ったりされている方々は全く該当しません)。
広告塔となっている有名人のファンだからとか、流行っているからという人もいるでしょう。
オークションで10倍のお金を出して購入する人は間違いなくそんな動機からだと思います。
このブレスをしていたら『いい人』に見えるから・・という人もいるようです(どこかのブログで見かけました)。
これらの事実を知ったとき、貧困に苦しんでいる人たちを利用して利益を得ている人たちと、その流行を楽しんでいる人たちがいるということが悲しくなりました。
これほどまでに広まった white band なのだから、NGOは責任を持って、いくら集まったのか、その何%を何に使ったのかを明確に皆さんに知らせる責任があると思います。
個人のブログでこのようなことを書いても何にもならないことはわかっていますが、私の中だけで疑問に思うよりも、ひとりでも多くの方に知って頂くことが大切だと思い、勇気を出して書いてみました。
皆さんの善意がムダにならないことを祈るのみです。
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コメント
こんばんは!その記事私も見たかもです。
一時期買おうか迷ったことがあったのですが、『収益の3割が貧困をなくすために使われます』という一文が引っかかってたんです。3割って微妙だし、何に使うのかがよくわからないのでやめました。でも一円も使われていないとは…。
それが本当なら許せないです。宣伝に協力している有名人も善意なのでしょうが、影響力を考えて慎重に行動してもらいたいものですね。
ゆまさん
こんばんは。
>でも一円も使われていないとは…。
これはホワイト・バンドのサイトでも寄付だとは書いていないんですよ。
ここが紛らわしいところなんですが。
『ほっとけない。世界のまずしさ』っていうコピーだけだと、ブレスの売上金がその貧困で困っている方々に行くような錯覚に陥るんですが、よく読むと、その貧困をなくそうという意見に賛同するためにこのブレスをしようってことなんです。
この紛らわしさが問題なんです。
実際は寄付でもなんでもないので、これに係わる業者にとっては、お代金を頂ける立派なオイシイ仕事になっているわけです。
困っている人たちをネタにですよ。
それを知ったとき嫌悪感が走りましたが、それを知らない人たちは、どんどんこの運動を広めている。
その方々に是非知って頂きたいと思って、今回の記事を書きましたが、気分を害した方もいらっしゃるのでは・・・と、正直、複雑な気分です。
私も、気になってました。サイトにも貧しい国に
寄付をするとはひと言も書いてないし、海外
関連サイトではサミットで働きかける云々的な書き方
です。私は、別に寄付的な気持ちでは
買っていませんが。mixiでもpro&conで討論
してますよね。
自分の記事に補足をしなければ、とずっと
思ってたんですが、後回しになっちゃってました(汗)。自分の母と募金やボランティアの「きっかけ」
について書いたつもりだったんですが、写真を
パロディととらない人もいるし・・・
たぶん、「募金詐欺」だというのは誤解を生む
表現に取れるからなのでしょう。何はともあれ、
いろんな意味で人々の刺激にはなってますよね。
失礼しました。
誤解を生む表現をとっているのが、故意なのか否か、目的がどこにあるのかによって、この件に関する評価もちょっと変わってくるっていうことですよね。
確かに、こうした問題意識を不愉快に思う方もいるのかもしれませんが、私は逆にこの類の活動のあり方を考え直すとても良い機会だと思います☆
むしろ、不愉快に思って反感をもつことで、色々と考えるきっかけができた方もおられるかもしれませんよ。
kaoさん、勇気をもって記事にしてくださってありがとうございます。
kaoサンの記事を読んで、とても考えさせられました
私も、自分のブログにバナーを貼ってるので・・・
300円の内訳は、もちろん知ってました
でも、流通・販売コストとしては仕方ないかなぁと思いそのうちの何パーセントかでも、お役に立てたら・・・と思ってましたが・・・
「貧しい国の人々へは1円も行きません」ってのには、とても驚きました
「三秒に一人、貧困のために亡くなる子供がいる。こうしている今もです。」と言うコピーに
母としての立場で、ココロに響くものがあったのですが・・・
今、とても、「募金詐欺」的商法だと知って
憤りを感じました
みなさんと同じく
kaoサン、勇気をもって記事にしてくれてありがとうございます
また、自分の無知さ偽善ぶった行動が恥ずかしくなりました
これからバナーをはずします
kabasai*さん
mixiでも話題になっていたんですね。知りませんでした。
white band のサイトで詐欺めいていることを書いてあるわけではありませんが、物事は色んな見方があるもので、white band寄りの見方をすれば困ってる方々のために働きかけている団体への寄付と思えますが、シビアな見方をすれば、結局、寄付金を募っているような紛らわしい広告をわざと打っているようにも見えます。
これは受け取る側にもよるでしょうが、カッコイイバナーを作り、カッコイイコピーで、そして誰かの役に立っている・・・それが今、ブログの流行も手伝って大きくブレイクしたわけです。
今の時代、何を選択するにしても、個人個人が大きく目を見開いて吟味する必要がありますね。
ゆまさん
>誤解を生む表現をとっているのが、故意なのか否か、
>目的がどこにあるのかによって、この件に関する評価も
>ちょっと変わってくるっていうことですよね。
確かにそうですね。
そこが一番のポイントだと思います。
リンクを貼っているサイトでは『意図的』となってますが、本当のところはどうなんでしょうね。
ただ、アメリカ版ホワイトバンド『ONE Campaign』に関しては活動資金を調達するキャンペーンではないようですし価格も1/3ですので、日本はそのクリーンなイメージに乗っかって別の部分で利益を得ようとしているようにも見えます。
ベリママさん
実際にバナーを貼っていらっしゃる方にとっては『大きなお世話』な話題かとも思ったんですが、以前から紛らわしい広告で勘違いされている方が多いのではと思っていたら、どんどんこの活動が広まってきたので黙っていられませんでした。
>今、とても、「募金詐欺」的商法だと知って
>憤りを感じました
実際、募金とはひとことも書いてはいないんですが、昔あった『赤い羽根募金』の感覚で受け取っている方も多いのではないかと思います。
実際に詐欺には当たらないとは思いますが、詳しい説明などのPDFまで開いてみる人も少ないでしょうね。
>これからバナーをはずします
ごめんなさい。
そんなつもりではなかったんです。
実際にあの団体が貧しい国の方々のために活動しているのは事実でしょうし、white bandの内容を理解して貼り付けているのは問題ないと思います。
何も偽善ぶっているなんて思いませんよ。
難しいよね~難しい内容なだけに、仕事から帰ってきてゆっくり書き込もうと思ってたら、ユックリしすぎたよ(笑)
あれって、寄付云々じゃなくって、
あれをはめる事によって、はめてる人を見ることによって「そういう世界もあるんだという事を考える」ってのがテーマなんだよね。
だから300円。だからCMの芸能人はノーギャラ。なんだってね(^ー^)
うまく言えないけどさ、あのバンドを見て「そんな世界がある」ってのを初めて知る人もいるだろうし、
その人の中から、神業的な解決法を見出せる人が現れるかもしれない。
だから、私自身は啓蒙活動も多少は必要なのではないかな~と思ってるんだ!
ちなみに同じホワイトバンドのサイトに書いてたんだけど、貧しい国(国民)は、私達が寄付したくらいの何億ドルでは消えないくらいの債務を「経済支援」という名で先進国から借りてて、その利子と返済で貧困がひどくなり、国民が貧しくなり、3秒に1人の子供が亡くなっていってるそうなのね!
だから一番の手立ては、その経済支援のお金を、全部の国が権利放棄しちゃえばいいんだよね~
そんな事に気付いてくれる人を増やしましょうってサイトだから、全部が悪いわけじゃないんだけど、寄付になるって思ってる人から見たら、やっぱ「詐欺」だと思うんだろうね~(-”-)
ちょっと~調子わるいよライブドア!
↑コメントかぶっちゃったよ~1個消しといて(TnT)
まあ、本当のところはどうなんだろうね?
ここでの話も想定に入れてホワイトバンドが作られてたりしたら凄いけどね(^▽^)
tomokerock
仕事、お疲れー。
そうだね、難しいね。
ただベリママさんのように貧しい国の方への寄付だと誤解してしまってる人も少なくないと思うんよね。
だからそんな人たちに事実を知らせることが必要だと思って書いたわけなんやけど、ちょっと大きなお世話だったかも。
でもね、あのbandを買うことで終わりじゃないんだよね。
賛同しますってことだから、それからあの団体の活動に対して支援したり募金したりすることの始まりだと思うわけよ。
その啓蒙活動の一環としてなら許せるんだけどね。
でも悲しいかな、なぜか流行みたいになってしまっていて、実際にそれからの活動を支援する人たちがその何%いるのかって疑問なんよね。
それなのにあの紛らわしい広告が広まりすぎて、誤解する人もどんどん増えている。
何ともこの悪循環がね、気になるんよね。
どうしてあのホワイトバンドで得られる利益を寄付にしないのかって思うよ。
なんで『賛同しますか?』で、賛同したら、その団体の活動資金になるのかがよくわからんのよ。
まぁ、こんなところでいくら吠えても何もならんのはわかっとうけどね。
たかが300円、モノが溢れるこの日本で300円出したぐらいで経済危機に陥る人はいないんだけどね。
だからこそ、モラルが問われる問題だと思うんだけど。
そうそう、要はtomokerockの言うように、全ての国が債権を放棄すればいいのよ!!
私もこのバナーをブログにはっている一人です。
主旨を理解してもらうには、私の説明よりも、直接バナーからサイトに行ってもらうほうがよいと考えたので、何の説明もしていませんでした。
まさか、『寄付』になると勘違いして購入されている方がいるとは、思い至りませんでしたので、その辺を強調する記事を書くべきだったのかなと反省しました。
この運動は、『啓蒙活動』が目的だと思っているのですが、違うのかな?
活動は、主旨を理解した人が、それぞれ自分なりに展開していくもの、そのきっかけに…という運動だと思っていました。
(続く)
(続き)
赤十字への寄付が直接的に被災者へ渡らなかったり、渡っても被災から2年後…なんていうのがイヤだったので、私はいつもスタッフが直接被災地などの現場に出向く団体にしか寄付などの行為をしないようにしてきました。
そういう団体を探すのが結構大変で、その大変な手間を惜しまない…というのが私に出来るささやかなボランティアだと思っていたのですが…。
なにせ、自分では現地に行けないので…。
見たくない現実 『暴力の世界地図』
金曜日に、やっと注文していた「ホワイトバンド」(Sサイズ)が届きました。(ホワイトバンドについては、左サイドバーの「ほっとけない 世界のまずしさ」をクリックしてみてくださ
オールいまいちSTAR☆さん
コメントありがとうございます。
オールいまいちSTAR☆さんのように趣旨を理解してバナーを貼り付けていることについては何ら問題ないと思います。
ただ、あの紛らわしい広告を見て、寄付だと錯覚する人がいることは否めない事実です。
啓蒙活動が最大の目的であるのなら、団体側がもっと誤解しにくいコピーを厳選する必要があったのではないでしょうか。
『賛同する』人たちがこの意味を理解し、活動を支援することが一番大切です。
あの団体を通して、皆さんの善意が活かされることを祈っております。
すみません、トラックバックをさせていただいたのですが、FC2ブログの調子がおかしくて、何回もやり直していたら、たくさんトラックバックが送られてしまったようです。
大変申し訳ないですが、内容はすべて同じなので、余計な分は削除していただけますでしょうか?
記事の内容と合わないようでしたら、全削除してください。
お手数かけてすみません!
確かにこれだけ社会に影響を与えたのですから資金の流れを明確にする必要はありますね。貴重な意見ありがとうございます。
どんがめさん
初めまして。
コメントありがとうございます。
知っていてbandを買うのと、知らないで買うのでは随分結果が違ってくるような気がします。
確かに団体側には使途を明確にする義務がありますね。