ぶっちぎリ その後

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先日の新人クンぶっちぎりの件で、とりあえず、数人の社員には彼がなぜ会社に来なくなったかということを伝えておいた。

そして今日、週一の会議の際、また新入社員の募集をかけるということで、今後の新人教育の話になると、突然何も話さなくなった私。
元新人から連絡があったことを今この場で言うべきかどうか…迷っていたところ、2時間にも及ぶ会議が終りに近づいたところで社長が私に振ってきた。

「今日は、kaoさんの発言があまりなかったので、最後の締めにkaoさんから一言言ってもらいましょう」
私にふったのはあんた(社長)だからね。
それは言って下さいって言ってるようなもんでしょ。

今回の件で一番凹んでた人だけど、1対1で言うよりも、この場を借りてみんなの前で何もかもをぶちまけた方が会社のためになると判断した。

「いずれは社長に直接お話をしようと思っていたんですが、この際なので、言うことにしました」と、元新人クンからきたメールの内容を包み隠さず話し、ついでにそれに関連する私の意見も言わせて頂いた。

「正直言って、この私でさえもシステムの部屋では冗談も言いにくいです。社長に関しては、私は怖いとは思いませんが、学校を出たばかりの新入社員にとっては、怖い存在であったことは確かですし、朝の掃除や本読み会(始業前に任意の勉強会があった)に始まり、夜まで外出も何もかも、「怖い」と思っている社長と一緒ではかなりのストレスだったと思います」。

社長より長く働いている社員たち…始業ギリギリに来て、掃除なんてしているところを見たこともなかった。

「誰か他に愚痴を聞いてくれる人がいたら別ですけど、そんな人もいなくて、またそんな時間もなかったことが今回の原因だと思います。今回、これを皆さんの前で言おうと思ったのは、同じことを二度と繰り返して欲しくないからです。」
などなど…言いたいことを思い切り言わせて頂いた。

そもそも、なぜ私にだけ連絡があったのか。
皆が揃って首をかしげるので

「たぶん、一番、部外者っぽくて、話しやすかったんじゃないですかね?」と私が言うと、

「たぶん、“お母さん”みたいに何でも話せるような存在だったんじゃないですかね?」と他の社員が言い、皆が「うんうん」と頷いた。

お母さんかよ…結構、これで凹んでしまったのは事実である。
だって、相手は20歳の男の子だよ…って、十代の頃に出産していれば、それくらいの子どもがいてもおかしくないんだけどさ…かなーり複雑。

話はそれたけど、その後…とりあえず、システム部署の雰囲気を変えようということになり、会議終了直後から昼にかけて、部屋の模様替え。
メンバーの気分も一新したと私は信じているが…果たして社長もそうなのか…私にはよくわからないけど、あとは私の仕事ではない。

そんなことがあった今日、元新人クンからまたメールがきた。
「今日、福岡に戻ってきました」
よく考えると、私の仕事はまだ残っていた。
会社を辞めたことは仕方ないが、あんな辞め方をしたことを皆に謝罪させるということ。
私の経験上、これはとても大切なことだと思う。

いつもありがとうございます。
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人々
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MotherLeaf*

コメント

  1. お久しぶりです。毎日読んでるんだけど、コメントはかなり久しぶりです。
    この新人君もやっぱり新しく前に進むためには今回のことをスッキリしてからじゃないといいスタートがきれないと思います!本当にもうどうでも良かったらKaoさんに連絡してこないだろうし。だから新人君の次へのためにもここはけじめとしてKaoさんが一肌脱いであげてください!!

  2. そういえばkaoさんと同じ年の友達んとこの息子は二十歳になりました。
    本人知ってるだけに。
    こないだまで小学生だったからねぇ….
    そう考えると、「任せる」ではなく、「育てる」ことをしてあげなかったのはかわいそうでしたね。
    バブルの頃なんて新人に何百万もかけて新人教育してたのに。
    昨今、新人教育なんてしないで、即戦力しか必要としない世の中だし、今の若い子は大変なんだなーってしみじみ考えさせられました。

  3. う~ん。kaoさんすごいです。
    これが本当の大人なんだなと思いました。
    社長さんにとっても、いろいろ気付く事ができてよかったのではないですかね?
    新人君その後の話も楽しみにしています。

  4. う~~~~~ん、おせっかいかな??
    う~~~~~~~~~ん、
    啖呵切って飛び出すってのも面白い男。
    やーーめたって飛び出すのも面白い男。
    トンずらかます奴って面白い。

  5. > よく考えると、私の仕事はまだ残っていた。
    > 会社を辞めたことは仕方ないが、あんな辞め方をしたことを皆に謝罪させるということ。
    kaoさん、えらいなー。
    僕はやらないよ。そのへんは冷たいからね。
    でも、それをやらせようとするkaoさんは、えらいと思うよ。
    そういうkaoさんだからこそ、彼が相談してきたのかもね。

  6. kaoさんらしい
    ポチッ!

  7. なるほど~~。
    彼の為にも確にケジメをつけさせてあげるのは大切ですね!!
    社長さん達を始め会社の人達もkaoさんが言ってくれた事で気付けて良き方向に進めたんだから、kaoさん凄いです。
    きっと今時の大人ってそんな事、面倒に思ってほっとくでしょうに…。
    私もkaoさんみたいな先輩のいる会社で仕事したいです(>_<)

  8. ::萌子さん::
    お久しぶりです~。
    彼が再び福岡で働くためには、やっぱり気になることはクリアしていた方がいいと思うんですよね~。
    道端でうちの会社の人とバッタリなんてこともあり得るわけですから、コソコソと逃げなきゃならないようなことにはなって欲しくないですから。
    新しいスタートを切るには、大切なことだと思うので、私もできることはやってあげたいと思っています。

  9. ::banさん::
    20歳の子どもか~。
    すごいよね、ヘタしたらこの年代で孫がいる人だっているもんね。
    あぁ、恐ろしい・・・
    そうそう、社員教育にお金をかけてた時代もあったけど、今は終身雇用も当たり前ではなくなったし、転職も珍しくないしで、そんなことしてはいられないんだろうね。
    とは言っても、新卒で初めて社会に出た人が即戦力になんていうのも有り得ない。
    最低限の教育はやっぱり必要なんだよね~。

  10. ::☆u_jewelry::
    大人だなんて、とんでもないですよ~。
    でも出て行った人のことをとやかく言うのは簡単ですが、それ以前にこちらにも大きな過失あったのは事実。
    同じことを繰り返しては、会社のためになりませんからね。
    でも社長が本当に気づいてくれたのか、それは疑問が残りますが・・・
    それはまた、次の新人が入社したときにわかりますけどね。

  11. ::kspawsさん::
    おせっかいなのかな~。
    面白い男・・・そう思ってくれる人もいるでしょうが、本人にとっては思い出したくもない苦い思い出だと思いますよ。
    福岡は狭いですからね、全く別の街で暮らすならまだしも、福岡にいる限りどこかで出くわす可能性はゼロではないわけです。
    お互いスッキリとわだかまりをなくした方が良くないですか?

  12. ::iwayanさん::
    ↑上ではおせっかいという意見が出ましたが(笑)
    いや、ほんと、いらん世話かもしれません。
    元新人クンが30歳ぐらいだったら放っておくかもしれませんが、言ってみればまだ子どもですからね。
    あら~自分でもやっぱりお母さんのような気持ちなのかな~。

  13. ::pepe_mamaさん::
    ありがと♪
    私らしいかな~。

  14. ::nanaさん::
    果たしてこれが本当に彼のためになるのかというのは疑問ですが、でも放っておけないんですよね。
    私が気持ち悪い(笑)
    少なくともシステム部は雰囲気も変わり、なんとなく前向きさが見えてきた気がします。
    私が今回エラソーに言えたのは、社長よりも年が上だし、普段から言いたい放題言わせてもらってるってのもありますね。
    気に入らないのなら、いつでも会社を辞めてやる!みたいな強気でいますから。
    ただの自己満足です・・・

  15. 苦い記憶なんて残らないよ、うちの会社に二人いる、一人は勤めてた会社を飛び出して大阪で見つかった。だけど明るく元気、もちろん飛び出した会社との取引もあり。
    将来の社長候補だ。
    そのことを笑い話でよく話すよ。
    単に上に立った人間が悪いんだよ。使いこなせなかった上司、社長が悪いと。
    昔、我が社に鳶がたくさんいたとき飛び出すやつなんて日常茶飯事。
    現場から走って逃げ出すやつもしょっちゅういた。
    若い男はそれでいいと。
    これに母親が介入するから男がだめになる。
    飯食い会は?????

  16. ::kspawsさん::
    おいちゃんの言うことにも一理あるけど、その方はそこまで上り詰めたから笑い話にできるんだと思います。
    それと会社の人たちの人柄にもよるだろうし。
    正直言って、うちの会社では無理な気がします。
    逃げグセがつく人もいると思うんです。
    大事な場面で逃げるクセが。
    私も今はこうしてエラそうなこと言ってますが、事情は違いますが、結局は逃げ出して、今では自分の中の汚点になっていますから。