意外に難しいホストファミリーとの関係

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娘がアメリカへ行ってから2週間ぐらい経ったころ、泣きながら電話がかかってきた。
実はアメリカに到着した瞬間に
「日本に帰りたい。一生日本から出れなくてもいいから帰りたい」と思ったらしい。
意外だった。

娘は何かあるたびに連絡をしてきた。

どこの家庭にお世話になったとしても、ある程度のトラブルはあるだろうとは覚悟していたのだけど、ちょっと対処が難しい問題が起きていた。

娘が一番困っていたのは洗濯。

そこの家庭では数週間に一度しか洗濯をしないらしかった。
着るものがなくホストマザーに洗濯をするようお願いすると、「つい昨日洗濯したような気がするんだけど」みたいな、やれやれといった感じの対応をされるそうで…、下着がないときは仕方なく水着を着用したりしているという。

「それなら、自分で洗濯したらいいやん」

「壊れたら困るけんって、洗濯機には触らんようにって言われてる」

「じゃあ、下着ぐらいなら手で洗って部屋に干したら?」

「部屋には水気のあるもの(飲料も含む)は持ち込み禁止やん」

これはちょっと問題だなぁ…と思い、エージェントに伝えると、ホストマザー自身が留学エージェントのスーパーバイザーをされている方なので、驚くと同時に困ったな…といった感じだった。

エージェントには、娘に直接連絡を取ってアドバイスをしてもらったが、それでも難しい場合は、現地機関へ連絡を入れるとのことだった。
しかし外部からクレームを言われることによって、ホストファミリーと娘の関係がギクシャクしてしまうこともあり得るし、最悪の場合、ホストファミリーを変えるということにもなりかねない…とのことで、娘はそこまでは望んでいなかった。

他にも、外食のときに自分の食べた分の代金をお母さんに支払おうとするが、お父さんがカードで払うから大丈夫よ…と言われ受け取ってもらえないことが何度かあり…

それをお父さんは良く思っておらず、ある日、娘に聞こえないよう小さな声で娘がお金を払わないことをブツブツ言っていたのを聞いたのだとか。
その上、お父さんがお母さんに対して何かと高圧的で、それが本当に自分が言われてるように悔しいと、泣きながら私に訴えた。

まぁでも、こんなことって家庭によって大人たちの力関係も違うんだし、母子家庭である我が家では経験できないことなので、良い勉強かなとも思った。

そんな問題は起きていたものの、「とりあえず」娘を受け入れてもらったホストファミリーが、到着から1カ月後には正式なホストファミリーとして確定したという連絡があり、次第に娘の気持ちは、「早く日本に帰りたい」から「早くこの家を出たい」になった。

いつもありがとうございます。
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コメント

  1. アメリカ留学で、ホストファミリーとの問題は
    娘さんにとって居心地の良いホストファミリーではないようですね。
    いろいろな経験でしょうが、何かしら問題があるたびに連絡があるようで心配ですね。

    • メグさん、こんにちは。
      前向きに考えると、良い勉強にはなったかと思いますが
      やっぱり赤の他人が一緒に生活するって、やっぱり難しいことですね。